救済のゲーム

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救済のゲーム

  • 著者名:河合莞爾【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 新潮社(2015/12発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103393511

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内容説明

全米オープンの18番ホールで、ピンフラッグに串刺しとなった死体が発見された。その姿は、インディアン虐殺にまつわる不吉な伝承「神の木の祟り」そっくりだった。痕跡を残さず消えた犯人、連続する串刺し事件……。天才プロゴルファーが、ついに辿りついた切なすぎる真相とは。ゴルファーたちの名誉と誇りが輝きを放つ傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

142
2段組の大ボリューム。ゴルフ場でおこった見立て殺人の謎に挑む。主人公が出来過ぎくんなのが気になるが警察のキャラもなかなか面白くて楽しめた。2016/08/18

nobby

102
全米オープン開催前のゴルフ場で見つかった死体は18番ホールグリーン上のピンに突き刺さっていて…それはインディアン伝承への見立てか、単なる猟奇な犯行か。鏑木班でお好みな河合作品、まずアメリカ舞台でゴルフ題材に驚いたが、その登場人物達のキャラや駆け引きは相変わらず抜群に面白い!また、分かった気にさせて何か足りずモヤモヤさせられる展開も健在。出来過ぎとも感じる非現実的な謎も、素晴らしき伏線に気付けばお見事!ラスト描かれる2人の友情がなかなか切なく、タイトル『救済のゲーム』の真意も語られ納得の読み終わり♪2017/08/08

aquamarine

77
1851年のインディアン虐殺にまつわる神の木の祟りの伝説。その木のある全米オープンの18番ホールで見つかった、伝説をなぞったような凄惨な死体。事件に巻き込まれたプロゴルファーが真相に挑みます。しっかりと伏線も貼られたきちんとした本格だと思います。ゲームシーンも現実はそんなにうまくはいかないとわかっていても読んでいてとても楽しかったです。イメージはしにくいかもしれませんがゴルフを全く知らない人にも分かりやすい説明がされていると思います。ゴルフが紳士のスポーツであることを読んでいるうちに何度も思い出しました。2016/02/07

papako

72
アメリカのゴルフツアーでの事件。作者らしいお話でした。ゴルフというスポーツの世界に、進化心理学を絡めた物語に無理はなく、楽しめました。プレイヤーとキャディーという閉ざされた、独特の関係が悲しい結末を迎えてしまう。それでもニックとトニーの二人の信頼感が涙を誘います。ゴルフの専門用語なんかはスルーしてしまいました。わかってると更に楽しめたかも。ティムは『ゴルフスイングの真理』を手に入れられるのかしら。デッドマンシリーズ、続き読みたいですよ!2016/08/02

そのぼん

72
『全米プロゴルフ選手権』の前日に起こった凄惨な殺人事件を解決していくお話でした。ゴルフは全くやらないので、最初の頃は『作品についていけるかな』と、ちょっと不安でしたが、事件が起こってからはスラスラ読めました。ゴルフ×ミステリーっていうのははじめて読んだので興味深かったです。2015/12/21

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