岩波新書<br> 零の発見 - 数学の生い立ち

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岩波新書
零の発見 - 数学の生い立ち

  • 著者名:吉田洋一
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 岩波書店(2015/12発売)
  • 澄みわたる秋空!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~11/8)
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  • ISBN:9784004000136

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内容説明

インドにおける零の発見は,人類文化史上に巨大な一歩をしるしたものといえる.その事実および背景から説き起こし,エジプト,ギリシャ,ローマなどにおける数を書き表わすためのさまざまな工夫,ソロバンや計算尺の意義にもふれながら,数学と計算法の発達の跡をきわめて平明に語った,数の世界への楽しい道案内書.

目次

目  次
   はしがき
   改版に際して
   再改版に際して

 零の発見 ──アラビア数字の由来──

 直線を切る ──連続の問題──

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

91
久々ミンツブで本書の題名を目にした。多分、学生時代に読んだ。これは改版かな。旧版で。分からなくとも、兎に角 数学に触れたくて。書庫に残ってるかな。今、読んでいる本の著者も本書に夢中になったとか。きっと今、読んでも楽しめそう。

molysk

76
15世紀ごろの西欧で、計算手法が変わった。従来の算盤が、筆算に取って代わられたのだ。筆算には、位取り記数法を用いる。例えば、「202」の最初の2は二百を、最後の2は二を表す。算盤と位取り記数法で、桁の表現は似ているが、異なる点がある。零の表記である。算盤は玉がないという状態に過ぎないが、位取り記数法では「0」の表記が必要だ。すなわち、零の概念が必要なのだ。膨大な数の表記に優れ、計算が容易な位取り記数法は、科学技術の発展をもたらした。その影には、無名のインド人による、零の発見という画期的な功績があった。2022/09/07

syaori

69
数学を材料とした通俗的読物集。「零の発見」では位取り記数法について語られます。七千五百二十を「7520」と書く位取り記数法の核心は、この場合1の位の「空位」を表す記号「0」の発見。これは二つの数の大小が一目で分かり筆算にも適した、計算数字としても記録数字としても優れたもので、インドからアッバース朝へ、そしてイスラムのスペイン進出や十字軍を通して西洋に伝えられたそれが、ルネサンスや印刷術の発明と相まって自然科学や産業の発達に寄与したことが示されて、数学という学問の特徴や豊かさの一端に触れることができました。2025/10/10

クプクプ

68
私は、数学は素人ですが、学校で習った数学をやり直したいと思い、5冊ほど、数学の参考書は読みました。今回は、初めて、ほぼ文章だけの数学の本を読んでみました。確かに、零の発見は数学にとって偉大でしたが、発見したのは無名のインド人だそうです。もう一つの「直線を切る」の文章の方で、3対4対5は、直角三角形になる、というピュタゴラスの定理が説明されており、こちらの方が、私の関心をひきました。吉田洋一さんの「零の発見」は、岩波新書の中でも、大ヒットしたようで、100回以上、印刷されているだけあって読みやすかったです。2026/10/28

しょーた

67
【図書館本】竹内薫さんや児玉清さんがオススメしていた名著と名高い本。『零の発見』と『直線を切る』の二章構成。アラビア数字が世界に与える影響の偉大さたるや計り知れないものがあると感じさせられた。一方で、藤原正彦さんや桜井進さんが書かれた数学本の方が面白いと感じてしまう自分もいた。零の発見が、エジプトやローマでなく、なぜインドなのか?という疑問を、宗教や文化、環境のどういった違いから発見できたのかを述べた本かと勝手に期待してしまった。零の発見者や発見した時期は正確には分かっていないらしい。一説には6世紀頃。2014/04/02

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