人工知能に負けない脳

個数:1
紙書籍版価格
¥1,430
  • 電子書籍
  • Reader

人工知能に負けない脳

  • 著者名:茂木健一郎【著】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 日本実業出版社(2015/10発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784534053091

ファイル: /

内容説明

人工知能(AI)が再び注目を集めています。
ディープラーニングという技術によって新たなブレークスルーが起こり、2045年頃には「コンピューターが人間の知能を超える境目」=シンギュラリティ(技術的特異点)を迎えて、人工知能が私たちの生活を脅かすようになる、と警鐘を鳴らす学者や専門家も出てきました。

しかし、われらが茂木先生は、人工知能の進化は私たちにとってむしろ新しいチャンスである、と言います。人工知能の得意な分野は人工知能に任せ、私たち人間は、人工知能の力も上手に利用しながら、人工知能の不得意な分野、もっと人間らしさが活かせる分野に活路を見出せばいい、というのです。

では、人工知能とはどういうものなのか、人工知能の得意・不得意な分野とは何なのか、そして私たち人間は、これから先、どのように働き、生きていくべきか、そしてそのためにはどんなスキルを磨いていけばいいのか?

専門の学術分野にとどまらず、テレビ、ラジオ、ソーシャルメディア、と大活躍の著者が、最新の脳科学の知見をもとに、「人間らしい働き方、自由な生き方」を提唱します。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たか

12
2045年には人のやっていた仕事の大半がAIに取って代わる時代が来ると言われています。 しかし。人の力はまだまだ、捨てたものでない。AIには真似出来ないスキルを身に付けることが重要。その代表格はコミュニケーション力や直感力、発想力だ。 それらを身に付けるために日常的に勉強することが大切だと思う。2016/11/25

あじさい

9
茂木センセイは「人工知能にはできない人間の強み」を見つけていくことが重要、というスタンス。だけど、現時点の私は、人工知能を理解するための「わかり易い」テキストとして本作品に手を伸ばしたので、主なテーマからはズレた読み方をしている。情緒やクリエイティブの比重を高めていこう、と心新たにしている訳でもない。特に仕事で必要という差し迫った状況ではなく、単なるマイブームというユルい感じデス。なので逆に、純粋な好奇心、なんだと思う。ただ、とある説を支持するからといって、両極端や二律背反に走るのは控えるべきでしょうね。2015/11/02

Yuri Mabe

8
ポイントは抑えてあってなお、著者らしくゆるくて簡潔。「人間の嗅覚のセンサがすごい」という情報は初耳。確かに「人工知能に負けない5つのスキル」というところも、実はこういった生物のハードウェアの部分といえるかもしれない。深層学習も実は試行錯誤と実行時間が必要で、5億年の実行時間を持つ生物に敵わないところがあるに決まってる。とはいえAlphaGoが圧倒的な勝ちっぷりだったため手に取ってしまった。(勝敗のみならず、素人手に見えて勝つ、という未知の差…。)2016/06/17

コダマ

5
人工知能は計算、記憶、解析、検索、認識などすでに人間では到底太刀打ちできないところに来ている。なのでこういった部分が特化している人間は残念ながら機械に仕事を奪われてしまう可能性が大きい。そんなAI時代に備えて人間はより個性を大事にしなければいけない。日本人がよくする「私もそう思う」という同調できる能力ではなく、好き&嫌いといった直感力と未知へのチャレンジ精神、誰とでも仲良くなれるコミュニケーション能力を身につける準備を今のうちにしておこうという話。ストレスに負けない心と体をつくる。2021/11/09

5
人工知能という言葉を聞く日が増えてきたこの頃。脳科学の専門家の視点から、人工知能と人の脳の能力の違いと、来たる人工知能の活躍する社会への備えを書いた本。人工知能にはできない直感やセンスを磨くこと、それには好きという感情を大切にすること。自分の付加価値を高めること、コミュニケーション力や身体力を磨くことなどが印象的だった。人工知能との能力の比較がわかりやすく読みやすい本。どう自分の能力を磨くかは心構え的な話が多いから自分次第だな。まずは切替えを早くすること、できる理由を探すことからやってみたい。2016/12/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9801620
  • ご注意事項