内容説明
科学者の目が、世界の不思議を解きほぐすエッセ イの続編。奇想天外な切り口と研ぎ澄まされた頭脳で世の中を考えます。「生きる意味」はどこにあるのか？ 思想史における「霊魂」の意味は？ 「天国」とは何か？ 人類の「敵」は何個以上で有害か？ 何が「科学」を支えているのか？「幸福」になる ためには？ 「名酒ロマネ・コンティ」を飲めた？ ヒトはみずからを家畜にした？ 創造力を持つ「知性」がこの世を混乱させた？ 「未来 の予言」は可能か？ どんな「学生」が伸びるのか？ など、あらゆる方向から、宗教、歴史、文化、科学、大学、人生の意味を問い直します。
目次
はじめに
第１章 人生と宗教
生きる意味はどこに？
アイドルと宗教
魂の歴史
天国に続く二本の道
天国の条件
宗教と哲学の境界
占いの秘密
宗教からの離脱
腰が痛い
あの世とこの世の役割分担
第２章 科学
この世は無常か？
世界に誇る日本のカメラ
五つの眼が作る大量殺戮装置
三つ目がとおる
ストレスが促進する進化
人類この恐怖の存在
フィードバック（帰還）再考
診断と治療のバランス
パーキンソンの法則
危険なこの世界―物質
危険なこの世界―生物
危険なこの世界―数える
効果的な殺菌
蚕の秘密
音楽を聴きたい！
進化論と妊娠の寛容性
後退する
科学を支えるもの
杞憂の憂い
アルビノとヒーラ
予測しがたい
意識の証明
第３章 世界と日本
国民の幸福とは？
墓とは何か？
ジンギスカンが来るよ
社会主義の行方
ベトナム―辺境の仲間
オランダと日本
トルコと日本
アイム・ソーリー
チューリップの崩壊
科学と政治を輸入するには
賭け事も大切
あこがれのロマネ・コンティ
昼食もいろいろ
畜生になった君へ
第４章 社会と歴史
我が運命は誰の手に？
危険の代償
ともだちを食べる
賄賂とは
ほか
