あんこ読本 - あんこなしでは生きられない

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あんこ読本 - あんこなしでは生きられない

  • ISBN:9784569818504

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内容説明

どうしてあんこに引き寄せられるのだろう? あんこ好きにはたまらない東西のあんこの名店を訪ねながら、あんこにまつわる奥深い話を探っていくと、その答えが見えてきます。職人はあんこをおいしくつくるために、そこまでこだわるかというほどの思いで日々あんこづくりに勤しんでいます。さらには主役のあんこを食べるための加工、それが大福であったり、もなかであったり、たい焼きであったり、きんつばであったり……、その姿かたちにもおいしくつくるためのこだわりがあります。あんこの食べ方はさまざまあれど、あんこ好きはあんこなしでは生きられないのです。本書はあんこの歴史、基本知識、東西27の名店のあんこ職人の心意気、自分でつくるおいしいあんこのつくり方までを徹底網羅した、あんこ好きも唸るあんこのすべてを知る一冊です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

68
「あん」でも書かれていたが、みな砂糖の入れどころ、木べらを入れる場所を小豆が教えてくれるという。対話なんだな、何事も。一方通行では成し得ない境地。こんなあんこを食べたら、いい加減なあんこなんてもう食べられなくなる。私にあんこ作りを教えてくれた職人さんの手は火傷のしみだらけだった。こうなって一人前と言われ、私は絶対嫌だと思った。この本の職人さんの手がとても綺麗で、あの人、私に噓を教えたのではと疑っている。どっちにしても私には覚悟がないので、自分で作るよりここで紹介されている近所のお店を尋ねてまわりたい。2016/03/09

マエダ

65
料理だけ見たら全て老舗がつきそうなあんこ料理。あんこ料理から老舗感をなくすことができたら新しいものが生まれるのではないかと思う。それか一切売れない。2019/01/20

あじ

58
小豆は"煮る"ではなく"炊く"と言う。職人一様におっしゃっていたのは、炊く時に小豆と対話をするという事実だった。ほんの少し目を離しただけで小豆は駄目になってしまう。びっくり水のタイミング、炊き上がりの産声、それらを見極める為には一対一の対話が欠かせない。職人にとって赤ん坊のように愛らしく、手がかかっても苦にならない作業。手塩にかけて作られたあんこは、写真で見る限りでも生唾ものです。脈々と守られてきた暖簾。本書では老舗を中心に紹介。『およげ!たいやきくん』や『だんご三兄弟』のモデルのお店も登場する。2014/06/29

へロム

54
あんこは大好物なので、美味しそうな写真を見るだけでうれしくなります。毎朝食パンにあんこを乗せて食べています。店の情報(特に奈良)がもっと載っていれば、もっと楽しめたのですが!【図書館本】2016/02/28

紫羊

53
これも姪から回ってきた本です。眺めているとクラクラしてきそうな美味しそうな和菓子の数々・・・最近は洋菓子よりも和菓子を好むようになりました。あんこを使った和菓子の数々が紹介されているだけでなく、作り手の思いにも触れることができる楽しい本でした。2015/08/31

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