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内容説明
東日本大震災は、多くの日本人に自らを見つめ直す契機をもたらした。名もない人々が見事に使命を遂行した。大震災による被害、隣国がもたらす脅威……崖っぷちに立たされても、そこから押し返していける力が日本にはある。私たちはあらがえない運命のなかで、いかに生きるべきか。台湾で日本人として生まれ、齢七十を超えてあらためて日本人となった著者が、「凛とした日本人」としての生き方を説く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
赤い熊熊
12
貧困貧困と言うけれど、本当の貧困というのは今日食うものがあるかどうか分からない状態。宿泊施設でプライバシーがないとか言う前に、働け。生活保護15万円ねぇ、そりゃあ働いて税金払うの馬鹿馬鹿しくなるわ。真っ当なことが大きな声で言えない中、ちゃんとしたことを書いてくれている本。金さんは立派な人だ。2016/01/27
ミナ
11
今、私立のある学校の教育などに関して連日のように報道されている。本書では区立の中学校で先の大戦について日本に謝罪と賠償を求めた盧武鉉大統領の演説や原爆、戦争責任などを取り上げ感想を書かせるなどの教育を行っていたと紹介されていた。こっちの方が大問題だと思う。私立は教育方針が合わないなど不安があるなら入学しないが、公立はそうとはいかない。日本はこんな教育をいつまで許していくのだろう。日本人の持っていた他者を思いやる美しい精神は 天皇、皇后両陛下が率先して示されていると 思う。2017/03/10
isao_key
10
2011年の本を文庫化。2009年に日本に帰化し、日本や日本人について様々な提言をし続ける作者には、単に年長者の小言でなく、戦中、戦後と困難な時代を生き抜いた者の信念と覚悟が伺える。東日本大震災での政府の対応のまずさや民主党の無策、無能ぶりの記述が目立つが、特に述べたかったのは8章で「若い日本人を眺めて思うのは、現在の繁栄は自分たちより前の世代が営々と築いてくれたものだという感謝が薄いことだ。(中略)何でもあることの素晴らしさ、そしてそこをスタート地点にできる幸福を日本人は噛み締めるべきだ」にあると思う。2016/12/26
廊下とんび
7
戦後西洋化(?)した日本、民族衣装とも言える着物も金を払って人に着せて貰う、果たしてこれも自分の文化と言えるのか?何をもって「日本人」のアイデンティティとするのか?かろうじて共通言語で繋がった人たち、その言語もメディアによって破壊されて行っている。そんな風に考えたこともあった。愛国心というものは他国を蔑んで自国の良さを誇示するものではないし、上から植えつけられるものではない、ましてや国家を愛する気持ち限定でもないやはり自国の文化、そこに住む人、風土を自然に衒うことなく好きになることだ(続く)2015/06/16
メイアー
3
2011年の本だけれども、今こそ読むべきだと思う。日本には、過去のことを「水に流す」文化がある。これを良く言えば未来志向、悪く言えば無学習。なにせ、あの菅元首相が、小選挙区で当選してしまうのだから。この結果に被災者・東電・官僚の方々は、どう思ったのか。投票するときには、この人が当選挙区の代議士で良いのか、もっと「恥」に対して敏感になった方が良いと思うね。あの酷い「人災」を忘れないように、数年後に再読したいと思う。2018/01/06
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