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内容説明
「ノー」から「イエス」に転じさせ、黒は白に、イヤなことも良いことに見せる――説得とは、いわば「ごまかしの技術」であり、ポジティブな表現なら「新たな視点を相手に提示する」こと。その成否は「言い換え」で決まる! かつて週刊誌記者として、各界のトップからヤクザのドンまで大物たちを取材してきた著者が、相手を説得し、思い通りに動かす「言い換え術」を伝授。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん
26
ヤクザ流でお馴染みの向谷さんの本です。言葉一つに気を遣う事で、全く違う結果をもたらす事が良く分かります。人を叱る時、褒める時、励ます時等特に言い換えが有効なシチュエーションは多岐に渡ると思います。2015/07/30
ルル
14
言い換えのためには何度か読むべし^^2016/05/06
Humbaba
11
同じ内容を話していても、言葉の使い方や話す順番などで相手に与える印象は大きくかわり、そしてそれによって相手の行動も様変わりする。理論をしっかりとまとめることはそれはそれで必要なことではあるのだが、そちらにばかり気を取られていると思い通りの結果は得られないことが多くなってしまうだろう。2016/05/03
Nobu A
6
筆者曰く、説得とは極論すれば、「ごまかしの技術」。確かに極論。でも、その場の空気を読んで、相手を理解した上で視点を変え、言葉を変えるのは必要なこと。事例を挙げながら、解説。例えば、橋下元大阪市長が出産・子育て支援事業を訴え、当選後、予算を組むにあたり、公約を翻した時、「財政再建が第一」の後に付け加えた一言が「大阪府が転覆してしまっては元も子もない」。これが逆に圧倒的な支持に繋がったとか。こういう当意即妙な言い方がその場で出来るかどうかは別として勉強になった部分はタイトルの9割ではなく、5割はあった。2016/10/09
乱読家 護る会支持!
6
私なりに解釈すれば、状況や関係性、相手のタイプや生き方に合わせて、こちらの視点や目線を変える。そして、その視点、目線に合わせた言葉に言い換えてみるということ。大義名分、あるべき論、損得勘定、信念、夢、至誠。短期、中期、長期、超長期。私、貴方、みんな、あの人たち。目上、同格、年下。ウインウイン。2015/09/21