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内容説明
プロレスvsK‐1vsPRIDE、最後に笑ったのは!?新日本プロレスの元マッチメイカーが明かすアントニオ猪木、藤波辰爾、長州力、坂口征二、天龍源一郎、前田日明、橋本真也、蝶野正洋、武藤敬司、中邑真輔、棚橋弘至、柴田勝頼との蜜月と確執―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
速読おやじ
16
上井さんがマッチメークしていた時代のこと、よく覚えてます。背広組なのに結構メディアにも出ていて、強面の風貌もなかなか良かった。しかし、あの頃の新日本は暗黒時代。猪木と総合格闘技にやられっぱなしで、プロレス最強神話が崩壊し、ファンとしては肩身の狭い思いをしたものだ。酷い試合もたくさんあったが、いわゆる事件的なプロレスの最後の時代なのかも。あれがあったから、今の繁栄があると。いや、今ちょっと新日本ほ観客動員が減ってるのが気になるが。あの頃が少しだけ懐かしい。2023/10/20
Masaru Yamada
9
PRIDE、K-1など総合格闘技の最盛期でプロレス人気が凋落した2000年代。土下座外交と揶揄されながらも天龍、高山、鈴木みのる、佐々木健介など外敵四天王をマットに上げてスターレスラーの抜けた新日本を盛り上げようとしていた営業本部長、ブッカーである上井氏の回顧録。 パラオのイノキアイランドでの猪木との会話や前田日明との確執など興味深い話が聞けて良かった。 そんな苦労を乗り越えて第4次プロレスブームを迎えている新日本プロレス。 本作品を読めば、この隆盛が未来永劫続くように願わずにはいられない。2019/03/03
Chili
8
今の新日本プロレスもこの時代を経て成り立っている。時代はまわる2019/06/09
佐藤光弘
3
総合格闘技が主流となり、プロレスラーが駆り出されては敗退を繰り返す。会場にも閑古鳥が鳴く時代が続いた2000年代。著者は、新日本プロレスのマッチメーカーだった。興業全ての最高責任者として苦悩にあえぎ戦った日々が綴られる。 元祖過激な仕掛け人・新間寿の涙。橋本真也への断腸の思い。中邑真輔への叱咤激励。前田日明のマット界天下三分の計。アントニオ猪木との息を飲むようなやりとり。 もがき苦しんだ男の一代記は、一気に読ませる抜群の面白さ。どんなに這いつくばろうとも褪せることのない、プロレスへの大情熱が溢れた一書。2017/11/17
masa
2
「ゼロ年代」狂想のプロレス暗黒期 上井文彦 ゼロ年代新日マッチメイカー上井駅長から見た当時の真実。猪木と猪木事務所の介入が激しいのと、新日アマレス勢が競技でも本当に強いと信じてたみたいなので、可哀想ではある。イノキアイランドでのエピソードやヤマヨシ乱入等好みの話も色々語られてました。2018/05/09