世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

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世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

  • ISBN:9784862761804

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内容説明

<p> 「システム思考は、今日における必須の教養である。
システムとは何か、その本質を伝える名著。
長く語り継がれるべき、現代の〈古典〉である」
茂木健一郎(脳科学者)
</p><p> 日経新聞(3/8)、毎日新聞(3/20)、週刊ダイヤモンド(3/28号、3/21号)、
週刊東洋経済(2/21号)、事業構想(5月号)、HONZ(2/26)など続々メディアで紹介!</p><p> 『世界がもし100人の村だったら』『成長の限界』
ドネラ・H・メドウズに学ぶ「氷山の全体」を見る技術。

株価の暴落、資源枯渇、価格競争のエスカレート……さまざまな出来事の裏側では何が起きているのか?
物事を大局的に見つめ、真の解決策を導き出す「システム思考」の極意を、いまなお世界中に影響を与えつづける稀代の思考家がわかりやすく解説。 </p><p> ドネラ・H・メドウズ
「複雑なことをだれにでもわかりやすく伝えること」「物事を広い視野で見通し、その本質を読み解くこと」に長けた、研究者、ジャーナリスト。1971年発表の『成長の限界』では主執筆者として、限りある地球の人口と経済成長のダイナミクスを一般の人々に向けて解説し、37カ国翻訳のベストセラーに。また、『世界がもし100人の村だったら』の原案となったコラムを執筆。『成長の限界』『限界を超えて』『成長の限界 人類の選択』『地球のなおし方』(以上、ダイヤモンド社)、『地球の法則と選ぶべき未来』(ランダムハウス講談社)、『「成長の限界」からカブ・ヒル村へ』(生活書院)など著書多数。2001年逝去。</p><p> 本書のポイント
・複雑なことを紐解く、物事を大局的にとらえる…ドネラ・メドウズが自身の思考法(=システム思考)を全公開。
・テレビや新聞で目にする「出来事」に一喜一憂するのではなく、大きな趨勢(システム)の一角として捉える。
・出来事の裏側にある「構造」や「挙動」、人間の「メンタルモデル(前提・思い込み)」を読み解く。
・本質的な変化をもたらす「真の解決策」を導き出す。
</p><p> 原著 Thinking in Systems: A Primer</p>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろき@巨人の肩

111
システム・ダイナミクス入門書。世界はフローとストック、フローを調整するフィードバックループでモデル化できる。またシステムの集合体はヒエラルキー、レジリエンス、自己組織化を形成。興味深かったのは、人間はイン・アウトのフローに着目し事象を線形に捉えがちだが、ストックによる時間遅れと自己強化型/バランス型フィードバックループが非線型に応答を作り出す。問題システムの変革に必要なのは、フローと雲との境界線の理解、パラダイムシフト、正しい言葉によるシステムの再定義。著者の努力は今日のSDGsに継承されている。2020/02/18

mattu

26
1回での理解は難しいです。考えたいメインシステムには、サブシステムが絡み合っている。考えすぎても考えなさすぎてもいけない。求めるシステムが俯瞰できる塩梅が難しいです。実践しながら探していくしかないですね。2020/05/08

T K

25
読み進めるのに格闘したが最後の付録でおさらいできた。ストックとフロー、自己強化型とバランス型フィードバック。成長することで限界への到達スピードを加速させる結果になる事例が考えさせられた。2016/05/05

エリナ松岡

18
ピーターセンゲ著『学習する組織』はこんな内容だったような、と思ったら解説によると著者はセンゲの友人とのこと。やや抽象的な話が多く読後にすっかり理解したという満足感は得られないかも知れませんが、終始丁寧な説明なこともあり難解ではないと思います。▼何気に一番印象に残ったのは、システムを分析する際にシステムのインプット・アウトプットばかりに目が行きがちだけれども、現在のシステムの状態、つまりストックとフローのうちのストック部分を見落としがち、という所です。2017/04/26

vinlandmbit

18
興味深く勉強となった一冊。システムというとどうしても仕事がら技術的なハード、ソフトによるシステムをイメージしてしまいがちだが、そもそものシステム理論とそれが自然、環境、ヒトの生活におけるシステムとしての大きな動きを持つ事について当たり前かもしれないが意識してなかった。。今後も読み返し定着させていきたいです。2017/02/25

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