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内容説明
東大を首席で卒業するようなトップエリートは、いったいどんな勉強をしてきたのか――。一般の人とはもともとの頭の作りが違うのか、努力の量が違うのか、みんなが知らない暗記のコツを知っているのか。東大法学部を首席で卒業し、官僚を経て弁護士、テレビコメンテーターなどとして活躍する著者が、どのような勉強法を実践してきたのか解説。「勉強は決して楽しいものではない」と著者は言い切ります。知識を学び、自分のものにするには「努力」が必要です。勉強という作業は極めて地味で、時には退屈、多くの場合は苦痛でさえあるのです。そんな作業を継続してこられた大きな要因は、自分に合った勉強法を確立できていたから。勉強法さえ確立できれば、知識の獲得は断然楽になります。本書では、その具体的な勉強法として、誰でも実践可能な「本を7回読む」というシンプルな方法を中心に、著者が編み出した勉強のコツをたっぷりと紹介しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
166
タイトルだけ読むと勉強法のノウハウ本のような印象を受けるけれど、前半は著者の半生を綴ったような半自伝的な内容で、具体的なハウツーは後半のみ。文章自体は読みやすい。ただ、理屈はわかるけれど、結局の所この勉強法を実践して結果が出たのがこの著者だけなので、他の人がこの勉強法を実践してどのくらい再現性があるのかはよくわからない。2019/07/24
mura_ユル活動
149
勉強法。モチベーションが上がる。教科書を通読、全て読むことで、網羅し、多く書かれているところを重点的に勉強。授業も先生の話を聞き、多く話したところに焦点を当てる。昔、京大出の同僚が同じこと言ってた。これでできるのなら全ての人が東大に入れるわけで。今はやらないけど、将来やってみたいし(こういう本は特にポジティブに読むに限る)、読んでいると頑張ろうという気になる。2017/07/09
扉のこちら側
132
2018年524冊め。著者の幻冬舎plusでの連載を興味深く拝読している。美しく聡明で、さぞかし生きづらいことだろうと思うのだが、案の定苦労されたようだ。1回30分の流し読み×7回を基本に、頭の中に本をまるごと一冊写し取るという勉強法。試していないので有効かどうかは置いておいて、方法を生み出すに至った勉強への向き合い方が興味深かった。メディアへの露出は賛否あるだろうが、目立ちたがりだけではなく「知識の参入障壁」を取り除きたいという気持ちがあるとのことで好感を覚えた。2018/08/20
p.ntsk
111
東大を首席で卒業、在学中に司法試験と国家公務員一種に合格した著者による勉強法で特に7回読みに重点を置いたもの。簡単に言うと軽く読み流すことを7回繰り返すだけ。内容を認知から理解へと繋げる道筋を作る為の作業。普通に1回読むよりも記憶の定着度が高いのだそう。コツは気負わず理解しようとしないこと。7回はひとつの目安。音読をしない「サラサラ読み」というのが難しい。心の中でも音読しないということだが、ついつい心の中で音読してしまう。慣れが必要だと思った。 2018/10/20
アキ
110
前著で「読む」「聞く」「書く」「話す」の4分野の内、得意なのは「読む」ことだと言われていました。また「読書に手間と時間をかけないこと」で1回の精読より、7回素読で読むべしとも述べておられ、その具体的な7回読み勉強法につき具体的に説明しています。「勉強法」というレールを敷けば、忘れても必要ならまた勉強し直して知識を入れればいいという考え方が素敵です。東大首席で卒業後、財務省、弁護士、本書発行後に米国に渡りNY州の弁護士資格を取った著者だからこそ説得力があります。自分の得意分野に持ち込むことが秘訣なのですね。2022/10/20