「納品」をなくせばうまくいく

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「納品」をなくせばうまくいく

  • 著者名:倉貫義人【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 日本実業出版社(2014/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784534051943

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内容説明

ソフトウェア業界の“常識”をくつがえすビジネスモデルを大公開!

これまでの「一括請負」には、予算・人員・納期が限られるなかで、開発企業は疲弊していき、ユーザー企業も料金に見合う満足度を得られないという根深い問題がありました。

こうした通弊を解決するのが「納品のない受託開発」。これは、開発企業がユーザー企業と月額定額制の顧問契約を結ぶことで、納期を廃して、開発から運用までをトータルで継続的にサポートするもの。

従来とはまったく逆の発想をゆく新たなビジネスモデルを考案し、日々実践する経営者が業界の構造的な問題に鋭く切り込み、新たなソリューションを提示します。

ソフトウェアエンジニアをはじめ、システムインテグレーター・IT企業の営業担当者や経営幹部、ユーザー企業の担当者、就職学生、起業家などにもオススメです!

【目次】
1章 常識をくつがえす「納品のない受託開発」とは
  受託開発なのに「納品」がない?
  「納品」が引き起こしてきた問題とは
  ソフトウェアはなぜそんなに高いのか?
  「納品のない受託開発」が問題を解決する
  弁護士や税理士のような“顧問”ビジネスとして
2章 時代が「納品のない受託開発」を求めている
  スタートアップに適したシステム開発とは
  「納品のない受託開発」で解決できること
  「納品のない受託開発」の契約
  この世界に「銀の弾丸」は存在しない
3章 顧客から見た「納品のない受託開発」の進め方
  「何を作るか」よりも「なぜ作るのか」
  開発と運用が同時並行で進んでいく
  顧客が分担する作業もある
  開発と運用を繰り返して改良し続ける
4章 事例に見る「納品のない受託開発」
  まるで“子育て”のようなソフトウェア開発──株式会社AsMama
  仕様変更に柔軟かつスピーディに対応──株式会社トライフ
5章 「納品のない受託開発」を支える技術とマネジメント
  「完成」から「持続」への変化
  「納品のない受託開発」を支える技術戦略
  アジャイル開発によるマネジメント
  人を信頼し、中心におく経営
6章 エンジニアがナレッジワーカーになる日
  アジャイル開発を実践する新しいビジネスモデル
  エンジニアにとっての幸福な働き方とは
  優秀なエンジニアを採用するには
  ナレッジワーカーとしてのエンジニアをどうやって育てるか
7章 「納品のない受託開発」をオープン化する
  「納品のない受託開発」がもたらす未来
  小さな会社の大きなビジョン
  「ベストエフォート経営」で社員の幸せを大事にする
  「納品のない受託開発」を拡大する「のれん分け」と「ギルド」
Social Change! 自分の変化を世界に広げていくこと

目次

1章 常識をくつがえす「納品のない受託開発」とは
2章 時代が「納品のない受託開発」を求めている
3章 顧客から見た「納品のない受託開発」の進め方
4章 事例に見る「納品のない受託開発」
5章 「納品のない受託開発」を支える技術とマネジメント
6章 エンジニアがナレッジワーカーになる日
7章 「納品のない受託開発」をオープン化する

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

T2y@

12
久しぶりにマーカー箇所が多い本に出会った。 アジャイル開発を、パートナーと実践的に行う為のガイドブック。 開発一括請負・納品形態から、月額固定モデルへ。 まあ、実際難しい処は現実問題多いのだけれども。 2015/07/02

izw

11
サービス提供のためにシステムを使うお客様とシステム開発者が、対等のパートナーとしてシステムを検討し、作り、改良し続ける形態を「納品のない受託開発」と呼んでいる。要件をきっちり定義し完成品を納品する形態で生じる不具合・不満を解決できる場合が多い。ただ、ドキュメントをあえて残さないこと、対応するエンジニアが固定されるため、規模的に制限されることは仕方ない。他のSIerと競合したことはないと言い切るが、確かに別業務と考えるべきだろう。「納品のない受託開発」を適用できる範囲はかなり広く、今後の伸びが期待される。2014/09/08

かなすぎ@ベンチャー企業取締役CTO

7
エンジニアは時給換算ではなく、成果を評価するべきという考え方に共感。「作らない提案」は非常に大事で、なぜその機能が必要なのかということを深掘りすると、作らない方がいいことがある。しかし、時給換算で仕事をしていると、作った方が儲けることができるという矛盾が生じる。 あとは、筆者が唱えるプログラマーの定義である。プログラマーは、ただ要望どおりに機能を実装するコーダーではなく、企画、UIUX、サーバー、インフラ、運用までを一通りすべてできること。自分もこういったエンジニアを目指していたので強く共感した。2019/01/27

山崎ジョー吉@waii

6
現在勤務している会社の事業スタイルに近いので多くの点で共感できた。従来の「納品のある受託開発」は納品時が性能や品質のピークなのに対し、「納品の無い受託開発」は多様性やニーズの変化に応じて性能や品質が向上していく点が大きな違い。SIerという業種は米国では存在しないという事を聞いたことがあるが、ソフトウェアはアウトソーシングするのではなく、外部のサービスを利用する、もしくは「納品の無い受託開発」に変わっていくのは時代の流れだと思う。その時、求められるエンジニアのことをフルスタックエンジニアというのだろう。2014/08/12

akanishi

5
著者も書いているように、性善説だと、この著作の内容にうなづき、ぜひがんばってほしいなと思う。ただ、実際の世の中で見聞きするのは悪徳ベンダーであったり、それをコントロールできない調達者であったりするところでもある。2015/10/10

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