講談社現代新書<br> 教育の力

個数:1
紙書籍版価格 ¥864
  • Kinoppy
  • Reader

講談社現代新書
教育の力

  • 著者名:苫野一徳【著】
  • 価格 ¥702(本体¥650)
  • 講談社(2014/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはお支払い画面でご確認下さい)

ファイル: /

内容説明

「ゆとり」か「詰め込み」かなど、教育を巡る議論には様々な対立と齟齬が渦巻いています。こうした混乱を越え、どうすれば<よい>教育を作ることができるのか。<よい>教育のためにはどのような学校がいいのか? そのための教師の資質とは? 本書は、義務教育を中心に、どのような教育が本当に<よい>と言えるのか、それはどのようにすれば実現できるのかを原理的に解明し、その上で、その実現への筋道を具体的に示してゆきます。(講談社現代新書)

目次

はじめに
 序 章 そもそも教育は何のため?
  一万年の戦争の歴史/〈自由〉への欲望/〈自由の相互承認〉の原理/〈自由〉とは何か/〈自由〉と〈自由の相互承認〉を実質化する/相互承認の“感度”/他
第I部  「よい」学びをつくる
 第一章 「学力」とは何か
  「学力」概念の混乱/知識基盤社会/専門家に求められるもの/学力=「学ぶ力」/「ゆとり教育」について/危惧されるさらなる格差拡大の問題/他
 第二章 学びの個別化
  「学び方」の多様性/オンライン学習の衝撃/ドルトン・プラン/木下竹次の実践/サドベリー・バレー・スクールの教育/現行制度の可能性/他
 第三章 学びの協同化(協同的な学び)
  「学び合い」を通した学力保障/学びの共同体/教師の協同/『学び合い』/海外の協同学習/「個別化」と「協同化」の融合
 第四章 学びのプロジェクト化(プロジェクト型の学び)
  デューイ・スクール/プロジェクト・メソッド/最終局面にさしかかった学びの転換/イエナプラン教育/ワールドオリエンテーション/「学力」は保障されるのか?
 第五章 学力評価と入学試験
  評価の問題をどうするか?/実りある学びのための評価/受験の問題をどうするか?/高等教育の問題
第II部  「よい」学校をつくる
 第六章 学校空間の再構築
  「学級」の誕生/「学級」における教師の役割/過重な同質性要請/群生秩序とその背景/逃げ場のない教室空間/人間関係の流動性を/流動性の仕掛け/他
 第七章 教師の資質
  教師の専門性/省察的実践家/省察的実践家としての教師/信頼と承認/ケアと忍耐/権威と畏敬/教師への信頼
第III部  「よい」社会をつくる
 第八章 教育からつくる社会
  教育にできること/ポスト新自由主義/「平等と競争」再論/開かれた関係性と道徳教育/共通了解をつくる/超ディベートの方法
 終 章 具体的ヴィジョンとプラン
  短期的ヴィジョン・プラン(~二〇二〇年ごろ)/中・長期的ヴィジョン・プラン(二〇三〇~四〇年ごろ)
 あとがき
 参考文献・引用文献