文春新書<br> 日本の会社40の弱点 - 外国人社員の証言

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文春新書
日本の会社40の弱点 - 外国人社員の証言

  • 著者名:小平達也
  • 価格 ¥785(本体¥714)
  • 文藝春秋(2014/01発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/28)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166609451
  • NDC分類:336.4

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内容説明

外国人社員向け研修の専門家である著者だからこそ知りえる、日本人社員の不思議エピソード集。上司に相談したら瞑想するかのように黙りこまれた。部下に仕事を頼んだら自信満々に「できません」と言われた。メールのcc欄にいちいち課全員のアドレスを列記。自己紹介を名前ではなく社名からはじめる――など、日本の会社社会にどっぷり浸かっていては気づきにくい“なぜ?”の数々。こういった日本型組織の流儀は、グローバル化するビジネスの場において、ときに落とし穴にもなり得ます。彼我の違いを知り、起こさなくてもいいトラブルを回避し、より高い生産性を実現するためのヒントが満載!

目次

第1章 職場のコミュニケーション編(七夕の日に祝賀行事なんてありえません。(中国人・40代男性)
日本人が自己紹介する順番は、おかしくないですか?(アメリカ人・30代男性) ほか)
第2章 ビジネス日本語編(プラスアルファ?ハローワーク?初めて聞く英語に戸惑っています。(オーストラリア人・20代男性)
おでんの注文で悩むコンビニ店員です。(韓国人・10代女性) ほか)
第3章 マネジメント・チームワーク編(時間厳守といいながら、会議が時間通り終わりません。(タイ人・30代女性)
グローバル化って精神論のコトだったんですか?(カナダ人・20代男性) ほか)
第4章 悩める上司編(課長!私の「分かりました」が分っていなかったのですか?(インド人・20代男性)
ホウレンソウを逐一求められるのはなぜですか?(中国人・20代男性) ほか)
第5章 就職活動・キャリア編(グループディスカッションで論破しているのに内定がもらえません。(中国人・20代女性)
給与明細をみるといろいろ引かれていて凹みました。(ベトナム人・20代男性) ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

slowlifer

26
会社と言っても洋の東西で大きく異なる。日本のルーツは農村型社会でメンバーシップ型。共同体としての調和を尊重し、各人の役割も臨機応変でゼネラリスト型。就職というより就社。時間軸も比較的長期。一方、欧州では東インド会社のように、胡椒や香辛料を求めてインドへ出航した経緯。出資者がいて配当を求め、船長、料理人など各人の職務が明確で専門的なジョブ型。(「これは私の仕事ではない」となる)。配置転換はない。社長は社員の代表ではなく、株主の決定。けど日本企業でも、伝統的製造業から新興型サービス業まで様々で実に多彩かと。2016/09/25

さきん

25
コミュニケーションの誤解という外国人特有の問題から、会社そのものの在り方を問う外国人の指摘まで網羅して紹介している。英訳して外国人に読んでもらうのもいいかもしれない。日本の若者、特にゆとり世代の感覚と欧州からくる労働者の感覚に近いものを感じる。2018/07/28

Willie the Wildcat

18
(”弱点”ではなく)違い。文化、宗教、歴史、イデオロギーなどの違い。現代のビジネス環境で、必然的に求められる違いの理解は基本。その上で、お互いの違いを踏まえたComm.。興味深かったのが、『うさきとかめ』の解釈。特にカメルーン!一方、「かわいい対応」?など、少なからず過大表現・拡大解釈も散見。(鵜呑みにすることなく)時に、間違えて学ぶことも経験と割り切る気持ちも重要に感じる。2013/12/30

isao_key

8
あとがきにあるとおり本書は主に外国人社員による日本企業への「認識のズレ」をテーマに紹介している。日本企業のやり方が悪いと言うのではなく、外国人社員を持つと起こり得る不満や、想定できない事例など、日本人だけでは考えられない問題が持ち上げる。本書の著者は実際に外国人社員から相談された話を書いている。日本の会社にどんな不満があるのか、本音の部分を知るのにとてもいい本である。中でも、タイ人女性が指摘する時間厳守を社員に求めておきながら、会議や退社時間などが明確でない点は大いに賛成。サービス残業を生む要因でもある。2016/12/30

ニケ

6
こういうのって異文化コミュニケーションでいいんだよね?ウサギと亀の話の象徴するものが国によって違う話は面白いと思いました。んでも、喉渇いたんじゃない?って言われて、コーヒー出せってこととは私は思わないなあ。今の会社でも前の会社でもそんな話はなかった。友達同士で出かけた時ならそっち向きに話が発展することもありそうだけど、会社でそれはなさそうな…いやもしそういうもんだとしたら なんかすごい。よねえ。2015/06/19

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