2014年 戦後最大級の経済危機がやって来る!

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2014年 戦後最大級の経済危機がやって来る!

  • ISBN:9784492395943

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内容説明

米国の緩和縮小、中国バブル崩壊、欧州債務危機の再燃で、世界を支配してきた強欲資本主義が遂に崩れ落ちる。
日本は円高、国債危機、株価急落の悪夢に備えよ。未曾有の経済危機が迫りくる2014年を大胆予測する。

リーマンショックから5年――。新たな経済危機を引き起こす火種は消えておらず、グローバル経済と国民国家の相克という力学が働く以上、それがいつまた地球規模で燃え広がり“第二次世界恐慌”を招かないとも限らない。先進諸国の危機的な財政状況を踏まえれば、国家総破綻に陥りかねない根本的なリスクはむしろ極大化しつつあると考えるべきだろう。(中略)
現在、世界的な金融大緩和の中で、マネーの膨張は過去最大の規模にまで拡大しているのは間違いない。したがって、ひとたび、それが制御不能となった場合の衝撃ははかり知れないくらい巨大なものとなる。世界のどこかでひとたび問題が起これば、予想を上回る速度や深度で、危機が伝播・拡散してしまうのがグローバル時代の宿命だからだ。
日・米・欧、そして新興国も含めて、世界のほとんどの国々が経済的な問題を抱えている。どこが次の危機の火種になっても不思議ではない。たしかなことは、次に起こる危機は、過去最大級の衝撃をわれわれに及ぼすことになるという点だ。そうしたグローバル時代の宿命ともいえる“新型恐慌”の恐ろしさから、もはや世界中の誰もが逃げ出すことはできないのである。(本文より)

目次

第1章 2014年の世界経済には波乱要因が山積している
第2章 グローバル経済と国民国家との相克が世界恐慌の火種となる
第3章 アベノミクスは時代錯誤―「富国強兵再び」という誤り
第4章 シェールガス革命は米国の救世主にはならない
第5章 経済危機勃発の火薬庫になりかねない欧州と新興国
エピローグ グローバル経済が目指すべき場所

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

手押し戦車

9
今はグローバル化になり企業が外需を取りに競争になって金融も国境が無くなり電子マネーが多国化しいる。どこまでが内か外かの境界も曖昧になり一つの国が金融緩和をするとそのお金が他国に移りバブルを引き起こしインフレになり自国でデフレで他国でインフレとなり外貨に頼った経済になる。引き締めるとお金が引き上げられ外貨依存で危機になる。一度金融緩和をやると終わりの始まりの繰り返しになり金融危機共同体になる。グローバルは自国政治だけで解決出来る問題では無くなっている。人類が踏み入れた事のないジャングルを進んでいる2014/08/09

たっくん

0
アベノミクス批判は、浜氏がTVで展開している論理と同じ。 金融と企業が国際化している中で、一国内に限定した経済政策は無意味というもの。 しかし、アベノミクスへの対案が、本の最後の数ページに書いてあるだけというのは、少し寂しい。 2014/05/07

風見じじい

0
本の表題はおどろおどろしいが、内容は極めてまともなものでした。恐らく出版社が売るために決めたものでしょう。国内の経済を重視し生産、投資、雇用を増やそうとする「対内均衡」と国際収支のバランスを考える「対外均衡」との相克がグローバル化の進む中で、現代最も深刻な問題だと言っています。2014/02/27

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