内容説明
がん患者を支える家族のバイブル!
「平穏死」で話題の医師・長尾和宏氏と「がん難民コーディネーター」として知られる藤野邦夫氏が、がん患者の支え方を時系列的に論じます。
がん告知時の家族の在り方、病院・医者の選び方、セカンドオピニオンの取り方、おカネの問題など、家族の悩みをひとつひとつ解決していく方法を明かしていく「家族の指針本」です。初期、闘病期、回復期、終末期、及びその後、など使い勝手がいいように時系列に章分けをして展開しています。
がんと戦う患者が少しでも穏やかに生きられることを願って、家族はどうすればいいのかーー話題の「平穏死」に、今回は「平穏生」という新たな概念を加えて、がん患者を支える家族を応援します。
目次
1章 初期・検査からセカンドオピニオン、そして「治療病院」確定―がん告知の瞬間、「家族の闘い」が始まる
2章 治療期・治療開始、カネの問題、手術、精神不安との闘い―闘病中のがん患者に迫る「うつの恐怖」
3章 小康期・患者を安心させる「タッチケア」、仕事への復帰、「治るがん」情報―再発・転移へ立ち向かう「家族のケア」
4章 終末期・抗がん剤治療のやめ時、在宅療養、そして看取り―自宅での平穏死を選ぶ「家族の決断」
5章 その後・配偶者の喪失ストレス、グリーフケア、周囲の力―悲嘆と向き合う「残された家族」への対応
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
9
余命というのはあくまでも過去の事例火算出したものであり、確実なものではない。本人の生きる気力があれば、例え非常に厳しい状況であっても持ち直す事もありえる。本人の生きる力を引き出すためには本人と、そして家族が上手に協調していくことが重要になる。2014/01/07
MIYU
2
元慶應大学放射線科の近藤先生の理論に対抗している本です。近藤理論では、化学療法が寿命を縮めると言いますが、全てがそうだとは思いません。その効果は患者さん自身が持つ免疫力や基礎体力とのバランスに左右されると思っています。 また、ポジティブ思考を維持できるかどうかで、治療効果は大きく変わると思います。 さらに、医学と共に治療方法自体が日進月歩しているのも忘れてはならないと教えられる本です。2013/09/14
ねええちゃんvol.2
1
★★★★★ がん告知されたらどうすればいいか。2018/08/11
nori_y
0
良い本です。勉強になります。2015/09/08
カエル氏
0
「がん治療は情報戦」っていうのは前に読んだ本にも書いてあった。たくさん付箋を付けながら読んだけど、また近いうちに再読したい。2019/12/31