会津武士道

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会津武士道

  • 著者名:中村彰彦
  • 価格 ¥610(本体¥555)
  • PHP研究所(2012/11発売)
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  • ISBN:9784569679099
  • NDC分類:156

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内容説明

近隣諸国との島の領有問題や大震災以降の国の対応をめぐり、日本は揺れ動いている。なぜ毅然とした対応ができないのか、危機において必要なリーダーシップとは何か?幕末の会津藩は、兵力・装備にまさる新政府軍を相手に徹底抗戦し、過酷な籠城戦の末、降伏開城を余儀なくされた。徳川恩顧の諸藩が次々と寝返るなか、最後まで戦った会津藩を支えた“真の武士道”とは。幕府草創期、徳川家光の異母弟だった会津藩祖・保科正之は、四代将軍家綱の治世には副将軍格として幕政を輔佐した。23年にわたって会津に帰らず、徳川幕藩体制の基礎を築いた正之は、優れた家老・田中正玄を得て、物心の両面から藩政を固めていった。その純然たる志が、軽輩の藩士にまで浸透しきっていたのだ。日本史に精華を刻んだ「会津武士道」の成立と展開をわかりやすく解説した本書は、日本の「武士道」について改めて考え直し、行動指針なき時代に大切な心構えを教えてくれる。

目次

序章 武士道前史(「つわものの道」にはじまる 剛か臆かの二元論 ほか)
第1章 会津武士道を育てた初代藩主保科正之(薄幸な生い立ち 高遠武士団の士風 ほか)
第2章 田中玄宰の改革(名家老田中正玄 ふえゆく財政赤字 ほか)
第3章 会津武士道の栄光と悲惨(神髄は「治世弓」の教え 会津藩と海防問題 ほか)
第4章 よみがえる会津武士道(町野主水―戦死者を埋葬した「最後の会津武士」 佐川官兵衛―「鬼官兵衛」と呼ばれたリーダー ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

り こ む ん

41
一言でいいならば、道徳。会津武士道とは、今の日本に欠けた道徳だと思う。自分の中に太く真っ直ぐな魂をもっち、私利私欲がなく、凛とて清々しい気持ちのよい人々。確かにこの会津武士道で、本書でも触れられていたけれど、自分さえよければどうでもいい。誰かがやるだろ。そんな姿が目立つ日本。「おもてなし」なんて言っているけれど…違和感が有るのは私だけか?「おもてなし」=「過剰サービス」で、真のおもてなしとは、感じない…会津家訓、什の誓い。全てが正解ではないにせよ、ちょっと取り入れてゆくのもよい教材だと思う。2016/07/07

ひろチッチ

2
地元の会津について知りたくて読んだ本の二冊目。会津藩の成り立ちや経緯、そこで培われた思想や士風に触れ、幕末から維新への転換期に会津藩が薩長と対立した理由、最後まで戦った理由がより深く理解できたように思う。自分も一本芯の貫ける人間になりたいと心から思うし、そういう人間が増えたなら日本はもっとよい国になるだろうと。2015/03/25

Noboru

0
ならぬことは ならぬものです。 躾によい言葉だと思います。2013/01/01

Keita Takiguchi

0
歴史的に見れば朝敵の会津藩。藩士の生き様は正に実直。悪い言い方をすれば、清濁併せ呑むことが出来なかったから朝敵とされた経緯が記されています。正義を通すことがベストなのか、考えさせられます。2014/11/22

流浪のラノベ読み

0
内容関係ないけど必修科目の授業を行わずに平然としている高校が~とかいう文章があって「これ書かれたのあの頃かw」とひとり笑ってた。2014/11/04

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