くもんの児童文学<br> ぼくは、いつでもぼくだった。

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くもんの児童文学
ぼくは、いつでもぼくだった。

  • 著者名:いっこく堂/中村景児
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • くもん出版(2012/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784774320236
  • NDC分類:K779

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内容説明

ぼくが、少年時代をすごした沖縄は、まだ、「アメリカ」でした。チョコレートを買うのも、えんぴつを買うのも、お金は「ドル」でした。いたずら仲間といっしょに、アメリカ軍の基地にしのびこみ、自転車で走りまわって、しかられたこともありました。やがて、ぼくは野球チームに入り、将来はプロ野球選手になりたい、という夢を、もちました。目の前のことが、すべて、光りかがやいて見えました。ところが、ある日、ぼくの身に、思いがけないことがおこったのです…。いっこく堂がはじめて書き下ろした、自伝的児童文学。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さぁとなつ

35
中村景児さんの絵が可愛くて手にとった 児童書なので字が大きく、サッと読めた いっこくさんが、分かりやすい言葉でまとめた自伝 沖縄での幼少期からの出来事のほか沖縄の歴史にも触れている いっこくさんの繊細なところも隠すことなく、大人の発する言葉で動作に劣等感をもったり、友だちから無視されて、人と話せなくなったことも暴露している 生活の大変さもある中、悩んだり、浮かれたりしながら、芸に目覚め、腹話術を突き詰めていく過程が分かりやすく描かれてある 人を喜ばせることに喜びを感じ、努力されたいっこくさんを応援したい 2025/05/16

gtn

23
小学生の時、女性教師に足踏みがおかしい、悪い見本なので真似をしないようにと面前で言われ、絶望する著者。だが、男性教師に体育の授業で、前転が見事、皆見習うようにと褒められ、歓喜し、立ち直る。中学時代は、虚偽の告げ口で悪者にされ、クラスメイトから無視されることに。死をも考えたが、近所の特別支援学校に通う友達は、変わらぬ友情を示してくれ、思い留まる。人を生かすも殺すも「言葉」。2023/05/25

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

18
腹話術氏いっこく堂さんの少年時代のおはなし。沖縄出身のいっこく堂さん、小さい頃はいじめや生きづらさがあったそうです。けれどお母さんが教えてくれた「命(ぬち)どぅ宝」の教えや、帰ってくるお母さんの足音を聞き分けられたはなしなど、親子のふれあいの濃さを感じました。2020/03/25

喪中の雨巫女。

17
《私‐図書館》基地問題や苛めをあらためて考え直す児童書。いっこく堂さんも、色んな事に悩み苦しんで、生み出された腹話術だったんですね。2013/01/12

mataasita

11
いっこく堂の小さい頃から腹話術師になるまでの自伝。小学生向けかな。もっと面白いと想像していたが。ある一時期とか沖縄との関わりなどを詳しく描写してくれたほうが面白かったと思うが。唇を完全に閉じてすべての言葉を発せられるようになるために1日8時間練習したとのこと。世界中でも公演するときにはその国の言葉で芸ができるように練習すると聞いてプロとはこういうものだと感心した。2023-782023/07/15

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