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内容説明
昔の日本人は「数え年」といって元日を迎えると、いっせいに一つ年を取ったのはご存知でしょうか。
今の「満年齢」の考え方が普及したのはまだ最近の昭和のこと。
本書は「年貢の計算法と切っても切れない土地の面積の測り方」「何枚使うかで足袋の大きさも表わしたコハゼ」など、伝統的な度量衡から衣服、食物、道具、宗教にいたるまで、日本人のものの数え方を通じて、その由来、しきたりなどを紐解いていきます。
目次
第1章 数・度量衡
第2章 乗物
第3章 衣服・装具
第4章 食物
第5章 日用品・道具
第6章 文化・法律
第7章 動物・自然・地理
第8章 家具・建造物
第9章 武器・軍隊・戦争
第10章 宗教・歴史
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
4
地下足袋(Japanese socks with a cleft toe)というのは通訳案内士単語に出そうだ(80-81ページ)。名詞によって數単位が代わるのは、文化の多様性の原点なのかもしれない。日本固有のものについても、馴染の薄いものを數には、そんな数え方をするのか、と驚くものも。例として、琴、筝(そう)は面、張、揃(そろい)、琴柱(ことじ)は個、本(121ページ)。香はつまみ(摘、抓、撮 126ページ)。伝統芸能形のものは、若い人への伝承が困難。昨日の信越放送で美しい村連合やってたが工芸品も高齢化。2013/01/31
timeturner
1
読み物としては面白みに欠け、事典としては中途半端。2012/08/03