本棚の中のニッポン 海外の日本図書館と日本研究

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本棚の中のニッポン 海外の日本図書館と日本研究

  • 著者名:江上敏哲【著】
  • 価格 ¥2,090(本体¥1,900)
  • 笠間書院(2014/11発売)
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  • ポイント 570pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784305705884

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内容説明

日本人の知らない「海外の日本図書館」。そこはどういうところで、今、何が必要とされているのか。海外で日本について学ぶ学生、研究者、そのサポートをする海外の日本図書館について紹介し、その課題やニーズに日本側からどう応え、資料・情報を提供・発信していけばいいのかを考える本。

目次

日本人の知らない日本図書館
第1部 日本語の本は誰が読むか、どこにあるか(日本語の本は誰が読むか、どこにあるか-総論
海外の日本図書館を巡る-事例紹介
プロフェッショナルたちの流儀-ライブラリアンとコミュニティ
黄金の国からクール・ジャパンへ-日本研究・資料の歴史
Nippon Invisible-日本研究・資料の現状)
第2部 日本語の本はどのように情報化され、アクセスされるのか(収集されるニッポン-収書・選書
検索可能なニッポン-書誌・目録
お取り寄せされるニッポン-ILL
アクセスされるニッポン-e‐resource
クールなニッポン-マンガ・アニメ)
第3部 日本語の本をどのように世界に発信していくか(日本からのサポート-専門機関ほか
情報発信を考えるヒント)
海外の日本研究・日本図書館についてのパスファインダー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごへいもち

17
読友さん御紹介本。すごくかわいい表紙絵(Mike Maihack)に惹かれて2015/10/30

壱萬弐仟縁

13
世界の中の日本という日本を相対化する視点は、平和な世界を維持するには不可欠。マサチューセッツ大学アマースト校は国際政治経済学者北村治先生の母校。北村先生はGSIDの海外調査(1996年)でお世話になったのを思い出した。通訳案内士のとアマースト校は連携していくと、外国人に正しい日本の情報が伝わっていくのではないか、と直感した。こんなに世界に日本重視の図書館があるのなら、日本人が彼らに教えてあげることも多いのではないかと思う。司書も、研究者も、学生も結局は人なり。留学してみたくもなる一冊。日本を発信する力量。2013/05/31

サアベドラ

8
日本について研究したい外国人研究者がどんな問題に直面するかが分かる本。具体的には、海外の図書館における日本語・日本関連書籍の所蔵状況、日本語書籍の外国人向けOPAC、日本の図書館とのILL(現物貸借)の現状などが紹介されている。日本はこういう分野でも中韓に比べて発信力が弱いみたい。いわゆるクールジャパンについても触れられており、マンガの国内外の図書館の収集と問題点が書かれている。マンガは数が多い上に絶版が早いので、図書館としては取り扱いが難しいのだという。2012/12/01

kozawa

3
非日本語圏にて図書館的な手段で日本について調べたいと思ったら…大変なんですね、当たり前だけど、日本研究者が増えたらそりゃいいこと多分たくさんあるだろうからこういう所にも投資が出来たらいいんですけどね…。本書の中で「google booksで調べるJapan/China/Koreaの出現する本の年次変化」バブル後の日本経済の停滞時期にどんどん減る「Japan」とリーマン・ショック等ですこしは減ってるけど日本ほどじゃないChina/Koreaって対比は……と言っておきながら別にどう読み取るのがいいのかとか私に2012/07/05

k

2
海外の日本図書館を通じて、海外における日本書籍や日本研究の現状について知ることができる。 「日本の資料は有料でもいいからオンラインで見られるようになったらいいのに」、という海外の要望もあるらしい。 日本の図書館員はもっと国際会議の場に出るべきという意見も。 海外における知日派人材育成のためには、こういうことの整備も大事だと思った。 海外で日本研究をしている人たちがもっと研究しやすくなりますように。 色んな人に読んで欲しい一冊です。2014/03/04

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