IFRSはこうなる 「連単分離」と「任意適用」へ

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IFRSはこうなる 「連単分離」と「任意適用」へ

  • 著者名:田中弘【著】
  • 価格 ¥1,408(本体¥1,280)
  • 東洋経済新報社(2013/05発売)
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  • ISBN:9784492602133

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内容説明

IFRSはどうなるのか――。読者の皆さんは、では「IFRSはこれからどうなるのか」とか、「日本はどうしたらいいのか」に強い関心をお持ちだと思います。
本書の書名に「連単分離」と「任意適用」という副題をつけています。最近の企業会計審議会や財界の議論を見ていますと、IFRSを個別財務諸表(単体)に適用するというシナリオは消えてなくなったと考えていいようです。いわゆる「連単分離」です。
2009年6月に企業会計審議会が公表した「中間報告」では、IFRSは「上場企業の連結財務諸表」に先行的に「強制適用」することが想定されていましたが、「すべての上場企業に強制適用」という線も「ありえない話」になったといってよいと思います。仮に、「強制適用」というシナリオが残るとすれば、日本企業のごくごく一部です。また仮にそのような場合でも導入コスト面からもまたその適用が企業活動に与える影響をよくよく慎重に検討したうえで決定しなければなりません。ほとんどの上場企業は、「IFRSを使いたいところだけが使う」、つまり「任意適用」になると思います。
「信じられない」という方、「そうなったら嬉しい」という方も多いと思います。本書では「なぜそうなるのか」「なぜそうするのか」という背景や理由をたっぷりと書きました。是非、ご一読、いえ、じっくりとお読みください。きっと「腑に落ちる」「そうだったのか」「やっぱりな」という話に出会うと思います。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふろんた

16
IFRSの背景や目的について。IFRSは投資家のための資料であり、その投資家も事業継続のために投資するのではなく、金融商品として取引している点を突く。でも、こういう考え方があるんだなと思う反面、こういう考え方をする人もいるんだなというのが率直な感想。2017/10/29

Takashi Shibayama

1
IFRSには「投下資本の回収計算」とか「処分可能利益の計算」「キャッシュフローの裏付けのある利益」といった実現概念に立脚した思想はない。実現主義の考えは全面的に否定されている。営業利益や当期純利益のような実現した利益の表示を禁止しようとしている。企業がどれだけの投資を行い、そこからどれだけのリターンを得たのかという企業の活動の成果を正しく表し、次に企業がなすべきことを読み取れることができる会計基準が必要なのではないか。そもそも、IFRSは投資家のための会計基準だといわれるが、そこでいう投資家とはだれのこと2012/05/05

しまちゃん

0
IFRSについて「どこかしっくりこない」「どこか腑に落ちない」と感じていたところ本書に出会いました。「連単分離」と「任意適用」という副題で表現している姿になって行くのでしょうか?IFRSの「生い立ち」と「政治力学的背景」を知ると、「どこかしっくりこない」「どこか腑に落ちない」原因が見えて来ました。2012/07/16

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