小学館101新書<br> 本当は怖いソーシャルメディア 2015年「メディア融合時代」を考える(小学館101新書)

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小学館101新書
本当は怖いソーシャルメディア 2015年「メディア融合時代」を考える(小学館101新書)

  • 著者名:山田順【著】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 小学館(2012/04発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098251278

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内容説明

SNSであなたの個人情報が晒される!?

テレビや新聞などのメディア力が低下する中、世界各国で影響力を増し続けるソーシャルメディア。“アラブの春”などで国を変える原動力となったFacebookやtwitterは、日本でも急速に普及したが、その利便性とネットワーク効果について肯定的にしかとらえられてこなかった。しかし、普及率が高くなると、ソーシャルメディアが持つ負の力や、情報弱者である一般庶民を危険に晒す可能性について議論が必要な段階となってきた。SNSで個人情報は守られるのか? 情報過多はユーザーの時間を奪い、創造力を減退させるだけではないのか? 本書では、アメリカのSNS事情にも詳しい筆者が、数年後に起こるメディア融合を見据えた上で、日本の一方的なソーシャルメディア支持の状況に警鐘を鳴らす。

目次

第1章 フェイスブックの落とし穴
第2章 シリコンバレーを占拠せよ
第3章 グーグルの挑戦と野望
第4章 ソーシャルメディア礼賛論の罠
第5章 電子書籍ガラパゴス村
第6章 新聞なき世界で起こること
第7章 目前に迫るメディア融合時代
第8章 ビッグブラザーが支配する監視社会

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mikky32

5
フェイスブック、なんとなく気味が悪くて使う気にならないのでこの本を読んでみた。フェイスブックの履歴は個人の嗜好・志向の塊で、それらは全て他人がチェックできるということや、「タダでみられる」ネットの情報を選ぶ人が増えて既存のマスメディアが衰退すると権力を監視するジャーナリズムの衰退につながり社会が荒廃する、など言われてみれば尤もで、恐ろしい事実の指摘が数々。斉藤孝氏の「読書力」を読んで、本を買わなければ良い本を書いてくれる人がいなくなる・・・と気づいたことを思い出した。「全てのモノには対価がある」のだ。2012/11/11

0607xxx

3
SNSは登録せず、時々覗く程度なのですが興味はあるので購入。初めて知る事も多く、SNSはやっぱり怖いなという印象です。しかし、何事もバランスよく、ようは使いようなのかな?とも思いました。2013/05/04

yamaneko*

3
アメリカでは新聞地方紙の衰退により、取材による監視がなくなったため、行政サービスの劣化が起こっているといいます。ネットで得られる即時的な情報と丹念な取材による情報では質が違うため、情報無料化という一次元的な捉え方は危険だと思いました。 2012/07/18

saito

3
主にインターネット、ユビキタス社会の暗部に重点が置かれている本。ネットやSNSを手放しに称賛するのではなく、デメリットも踏まえた上で総合的に判断していく事が重要だとわかった。2012/05/26

山下 賀久

3
SNSを含めネットでの行動が実はすべてグーグルだけでなく国家(アメリカ合衆国)などが把握している事実は驚くと同時にやっぱりなという感想です。近未来に既存のメディアが今より加速して衰退する中で、一部のインテリが多くの大衆をコントロールする世界が現れ、そのインテリを監視する機能がなくなることに危機感を募らせています。ネットで手に入る素人の情報はしょせん素人の書いたもの。取材の仕方も表現方法も習ったことのない人たちがどれだけ書いてもプロのジャーナリストにはかなわない、当たり前ですね。質の高い情報を手に入れるには2012/03/16

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