モバイルパワーの衝撃 スマートフォン時代の事業モデル革命

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モバイルパワーの衝撃 スマートフォン時代の事業モデル革命

  • 著者名:辻村清行【著】
  • 価格 ¥1,408(本体¥1,280)
  • 東洋経済新報社(2013/05発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492557044

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内容説明

「スマートフォン時代の新しいビジネスモデルのヒントが詰まっている」本書の目的はケータイ、スマートフォンの事業モデル革命の本質を、整理することにある。現在、ケータイの世界の新たな動きとして、スマートフォンの急速な普及が進んでいる。ケータイはインターネットとつながり、モバイルインターネットとなったことで革新を獲得し、進化の階段を登り始めた。そしていま、ケータイはパソコンの機能を取り込み、その結果出てきたのがスマートフォンなのである。このスマートフォンは、ケータイの進化をさらに加速させる可能性を秘めている。画面が大きくなり、パソコンライクに使えるスマートフォンは、フェイスブックやツイッターなどのSNSとの相性が良く、SNSを全世界に拡大させるひとつのエンジンとなっている。そしてSNSは、チェニジア、エジプト、リビアで起きた市民革命の火付け役となったように、社会革命をも起こしうるような力を持つようになった。こうした新たな胎動――それも社会を根底から変革するような大きなうねりが起きつつあるなかで、その一翼を担っている携帯電話にはどんなパワーがあるのか。原理原則に立ち戻ってもう一度考察し、携帯電話の持つパワーを探求したいと考えたのである。その一方で、ケータイ、スマートフォンによる事業モデル革命の本質を整理することで、成熟したといわれる日本経済のなかで、新たな成長機会を求め、日々奮闘されているビジネスパーソンの方々に、何らかのヒントを得ていただけるのではないかという思いもある。(「はじめに」より)

目次

実例にみる事業モデル革命の可能性
モバイルパワー(「個客の見える化」―ニーズの多様化にスピードと低コストで対応;「個客ニーズの顕在化」―ハイパーコミュニティが作り出す双方向の世界;「商品・サービスのマイクロ化」―進化した「量り売り」を実現する;「商品・サービス提供の適時化」―情報提供コストの大幅低下と好タイミングでの訴求;「商品・サービス提供チャネルのポータブル化」―インフラをケータイに収めて広がる事業モデル)
モバイルインフラが切り開く新しい世界

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

marsh

1
モバイルパワーを1本人性 2常時性 3位置の特定性 4ネットワーク性 5リアルへの拡張性 に整理しうえで、マクドナルド、クックパッド、、ローソン、イオン、東京海上日動、ジェイアール東日本などの具体例を示したため、モバイルが持つ生活やビジネス上の影響力が極めて解りやすく理解出来ます。特にゴルフ場到着と同時にゴルファー保険の勧誘があり契約が出来る仕組みの例はインパクトあり。残念ながらスマートフォンの具体例に言及出来ていないのが残念であり、当作品の限界と言えましょう。2012/03/17

トグサ

0
大量生産・大量消費の時代は、とっくに終わりを告げた。 その後、ネットでの口コミなど消費者の力が上がり、消費者、消費者に合わしたニーズにマッチした商品の売り方が必要だと叫ばれて久しい。 現実にこれに対応できた企業が、今後、生き残っていくのだろうが、これが難しい。 そういった個売を可能にしたのが、モバイルを活用し、「かざすクーポン」などで消費者の消費行動をリサーチし、その人に合わせたクーポンを配布し、それも後押しして、現在好調なマクドナルドだ。 他にも消費者個人をターゲットし、個売、場合によっては、“量り2012/08/23

Yutaro Hosokawa

0
モバイルの持つ可能性、そしてそれをどうビジネスにしていくかという事に関して整理された一冊。モバイルには①本人性②常時性③商品のマイクロ化④商品・サービス提供の適時化⑤提供チャネルのポータブル化という5つの特性がある。この特性を活かせば様々なサービスが可能になる。ドコモがこれからのモバイル市場を勝ち残れるかどうかのポイントが書かれていた。モバイルは大きな可能性を秘めていて沢山のサービスを生み出すことができるがユーザーが何を必要としているかを見極める事がとても難しいのではと感じた。2012/03/20

しまちゃん

0
ケータイ、スマートフォンというモバイル機器により情報通信の新たな革命がもたらされています。モバイル機器がなかった時代と何が変わり、何が起きているのか?モバイルの特性である 本人性、常時性、位置の特定性、ネットワーク性、リアルへの拡張性が、個客の見える化、個客ニーズの顕在化、商品・サービスのマイクロ化、商品・サービス提供の適時化、商品・サービス提供チャネルのポータブル化という五つのモバイルパワーを生み出しているようです。2012/06/30

Kosukekeke

0
インフラ会社になりたいのは分かるけど、もう一度端末分野でイノベーションを起こす気はないのでしょうか。メーカーに頼りすぎるから、サムスン等との合弁設立失敗したんじゃないの?という穿った見方をしてしまう。2012/03/18

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