植物になって人間をながめてみると

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植物になって人間をながめてみると

  • 著者名:緑ゆうこ
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 紀伊国屋書店(2010/02発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/28)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784314010627
  • NDC分類:620.4

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

31
おみごと!!と言いたくなるような・・・私が思っていたけどなかなかうまくまとめられなかったイメージを緑さんは言葉で上手に表現してくれている。人間からみた自然、植物から見た自然。人間よりもずーっと長くこの世に生きている植物達。人間は後から来た若造・・・。地球を救うために人間がすることは、人間が住みやすい地球を作るための作業でもある・・・。農業やガーデニングに興味がなくても、今の暮らしの視点をちょっと変える・・・ちょっと知っていると話のネタになる・・・と気軽に読んでみると目からウロコ状態かも。オススメです!!2010/12/10

スイ

20
『花の美しさも果物の甘さも麻薬作用も植物のサバイバルのストラテジーであり、植物が人間を利用するために進化させてきた武器なのだ。』 考えたことがなかったけれど、人間だけ別枠なわけないよねー! 植物から歴史、現在の農業や経済などを語り直した面白い一冊。 作者が園芸好きということで、ご自身の経験から語り始めっており、ベランダ園芸の楽しさを知ったところの私には特にとっつきやすい。 ただ、こうなるとどう転んでも現在の地球人類は遠くない未来に滅ぶな…と読んでいてしんどくもあった。 それも全部人類が悪いんだけどさ…。2021/12/11

小木ハム

13
植物が人類を眺める視点とウィットに富んだ文章で環境学に親しめる本。読んでいると人間はアホなことばかりやってるんだなと嫌になります笑。人類の歴史は植物に"働かされてきた"歴史であり(サトウキビx奴隷制度、胡椒x貴族、ゴムノキx戦争、お茶、コーヒー、大麻…)、少し立ち止まって植物とのつきあい方を考え直しませんかとの提言である。思えば環境のためには人口は減った方が良いわけで(一人あたりCO2排出量は9~10トン)、少子化に対する国の無策は、それはそれでアリなのか!?と思わされてしまった。2021/07/22

めめ

3
人間は植物によって働かされている、という考え方がスッと心の中に入り、働かされている事に安心した。人間も生き物のヒエラルキーに入っていて、ちゃんと役に立っているんだなー、と。「朝日が当たれば葉の表面で電子を躍らせ、・・・ポピーは世界を回転させている」など、文章の表現も素敵。硬い話を軟らかくかみくだいて説明してくれていて、分かりやすかった。何度も読み返して考えを深めていける本。2012/07/24

noko

3
植物視点で人間の歴史を真面目に読み解く本。もっと軽いものかと思いきや、重いです。植民地問題、環境問題、人口増加と飢餓、などすごく丁寧に解説してあり納得します。なんか予備校で授業を受けているような(受けたことないけど)。人間は昔から植物にいいように使われてるんだなーと面白く感じました。もうちょいイラストとかあればもっと解りやすいのに。2011/07/23

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