atプラス 〈01〉 - 思想と活動

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atプラス 〈01〉 - 思想と活動

  • 著者名:atプラス編集部
  • 価格 ¥1,232(本体¥1,120)
  • 太田出版(2009/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784778311834

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内容説明

【今号の特集 資本主義の限界と経済の限界】

◆大恐慌期を目の当たりにしてJ・M・ケインズは、利子生活者階級と資本主義の安楽死をモチーフのひとつとして『一般理論』を構想した。歴史の教えるところは、国家群による世界戦争が危機の脱出口であった。1京円以上と見積もられる世界の金融資産は、利潤増大を目指して各種のバブルを作り続けるだろう。資本主義に自然死はない。では私たちにどんな選択肢があるのだろうか。そのためには、まずは資本主義の限界と経済学の限界のクリティカルな吟味から始めたい。特集を企画した所以である。

◆特集の論文
・資本主義の「不都合な真実」/岩井克人
・ケインズの予言と利子率革命/水野和夫
・100年に一度や二度は起きても不思議はない普通の「危機」についての、ひどく常識的な結論/稲葉振一郎
・政策技術学としての経済学を求めて/権丈善一
・我は如何にして活動家となりし乎/湯浅誠
・反資本主義のエナルゲイア/白石嘉治

【コラム】
・フェア・トレード研究における制度派経済学の役割/辻村英之
・西行と往生=断食死/山折哲雄

【連載】
・<活動>へのアート「マイケルとマルクス」/岡崎乾二郎
・ケアの社会学 「次世代福祉社会の構想」/上野千鶴子
・『世界共和国へ』に関するノート 「権力論(承前)」/柄谷行人
・生活クラブと私の魂胆 「六八年革命の流れに掉さして」/岩根邦雄
・ポストオリエント 「平滑空間」と「長期持続」のあいだ/山下範久
・デザイン覚書 「階層のインターフェース」/鈴木一誌

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小鈴

5
雑誌は立読みを信条としているが、水野和夫氏が出てたので購入。水野は、利子率革命についてわかりやすく説明していて、講演会で聞いた内容を補足できた。経済学者について易しく語る権丈論文、経済学者が分析ツール(理論)を物神化して分析予測と価値判断もわからずモノを語っているならば、社会科学者の基礎文献であるウェーバーの客観性論文から読み直すべきでしょうw。社会的公正論の授業を受けて、遅まきながら経済学の面白さ、奥深さを知った私としては、素晴らしい経済学者が生まれてくるのを期待してます。2009/08/12

マープル

1
連載部分は読んでも分からないと思うので割愛。権丈論文をほめてらっしゃる方が多いですが(多いって二人だけですが)、そんなにすごいですか???なんかはじめは固い調子だったのが途中から崩れて来て、「思いっきり」とか「プロ野球で、巨人がいいか阪神がいいかみたいな話である」という論文ではまずお目にかかれない言葉や文章に思わず笑ってしまったんですが。個人的には水野さんと湯浅さんの話が興味深かったです。2009/08/29

yamikin

1
経済学をメタ視点で考察する権丈論文が素晴らしい。特集「資本主義の限界と経済学の限界」は必読。それ以外は、柄谷論文含めて微妙。2009/08/18

じょに

1
稲葉論文、権丈論文だけ立ち読みなう。涙涙。2009/08/06

Great Eagle

0
岩井氏の資本主義の不都合な事実がとても印象的であった。2009/10/25

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