ちくま新書<br> 会計の時代だ ――会計と会計士との歴史

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ちくま新書
会計の時代だ ――会計と会計士との歴史

  • 著者名:友岡賛【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 筑摩書房(2014/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480063298

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内容説明

ビジネス教養のひとつとして脚光を浴びている会計学。「複式簿記」「期間計算」「発生主義」など会計学の重要概念誕生の経緯から、「会計士」がどんな仕事をこなし、どんな社会的地位を占めてきたのかまで、その「歴史」を辿り、会計だけでなく株式会社や資本主義社会の問題を考え直す。格好のテキスト。

目次

第1章 会計とはなにか、会計の歴史をどうみるか
第2章 複式簿記
第3章 期間計算
第4章 近代会計の成立環境
第5章 発生主義
第6章 会計プロフェッションの生々
第7章 近代会計制度の成立
補遺 会計はつまらない―会計史の意義(?)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

isao_key

6
会計とはいかなるものなのか、や会計学の歴史について教えてくれる。会計とは「財産の管理という行為の受託者が自分の行った財産の管理の顛末をその委託者に対して説明すること」だとある。会計の目的とは「委託、受託の関係を納得させること、すなわち、資本と経営の分離を納得させること」にあるという。経営者は株主を納得させるために、「あなたの財産はわたしがちゃんと管理していますよ」と説明が会計によって果たされる。19世紀は破産関係の仕事の存在が大きく、当時の会計事務所の営業収入は90%以上が破産関係によるものであった。2015/01/20

晴れ女のMoeco

3
会計は、「財産管理」を受託された人が、資本を出した人に「説明」するためのもの。/「株」は大航海時代にもとでを集めたが、事業単位だった→会社は「継続」する前提→BSとPLが生まれた/お金のやりとりではなく債権の発生時点が基準→産業革命によって固定資産が増えたため(ちな、鉄道)・・・・ 簿記3級レベルで、なんとかついていった笑2021/04/10

とく

2
会計のポイントを分かりやすい単語に(著者も自覚しているように半ば乱暴に)置き換え、歴史的経緯を交えて説明する。近代会計の成立を『会計の役割(機能)の変化』と『概念(構造)の成立(複式簿記→期間計算→発生主義)』の歴史的な流れで捉えて説明しているので、大まかなイメージを掴みやすい。出版社の紹介に有るように、会計が分からなさすぎて『会計の勉強がイヤになった人』にオススメです(つまり、私のような…)2014/04/17

isuzu

2
結局のところ、会計の原則だの何だの言ったって、それがどうして出来たのか、どんな意味を持っていたのかということから考えなくちゃあしょうがないと思うのです。会計学は無味乾燥、それはそうかもしれないけれど、会計学を使って回ってきた人々の生活や歴史は無味乾燥ではありえない。そんなことを思い出させてくれる良書。簿記や会計の勉強のお供に。2007/12/01

きつこ

1
ちょっと書き方に抵抗が。これで書き物になっちゃうのって違和感。会計の歴史は興味深いけど、よくこんなつまんなくしたなって個人的感想です。2017/03/15

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