内容説明
新宿のキャバクラでボーイをしているタクトは、店のナンバーワン・エリカにストーカー退治を依頼される。勘違いした客のしわざだろうと高をくくっていたが、どうやら違う。本物の敵意だ。そしてエリカが何者かに殺害され……。そんななか、妙に気になる店の新人・花梨(かりん)に他人の近未来を知る不思議な能力があることを知る。花梨に「最悪の事態を招く」と忠告されても、このまま済ませるわけにはいかない! 第20回サントリーミステリー大賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ステビア
17
知人の書いた本。面白かった。2016/04/29
mmts(マミタス)
15
特別な思い入れもなく図書館から借りたものですが、あんまり評判が良くないために、ちょっとガッカリしました。個人的には石田さんの池袋ウエストゲートパークっぽいように思いました。しかし、あっさりと読むことは出来ました。正直、知らなくても困らないようなことまで知りました。何処までを忠実に再現したのか分かりませんが。単純にマイナーな作家なのか、もしくは単なる駄作なのか。面白いような、やっぱり面白くないような。たしかに何とも言い難いですな。感想を投稿する読書が少ないことには、ちょっと納得しました。2015/04/13
rakim
10
勘が鋭いというか特殊能力を持っている?キャバ嬢とボーイの物語。すらすら読めるミステリーで一気に読んでしまいました。今、現実で多忙なので、軽く読めそうなミステリーをと思って数冊購入した中の一冊。知らなかったのですが、これ「サントリーミステリー大賞」の最期の受賞作?と思うとちょっと異色(ある意味でですが・・)。2015/05/18
あかつや
5
キャバクラに勤めるタクトは店のナンバーワンであるエリカからストーカー退治の依頼を受ける。ちょうど同じ頃、界隈では嬢を狙った通り魔事件が話題になっていて、タクトは店の新人である花梨から予言めいた祝福の言葉を受ける。あらすじから伝わると思うけど、話がとっ散らかってるんだよなあ。これでも最終的にはちゃんとまとまるからいいけど、起こる出来事をそれぞれで章分けして、それらが結末に向かって収束していくように構成したらもっと面白くなるんじゃないかって気がする。物語自体は悪くないのになんかもったいないなあって思った。2022/06/16
むつぞー
3
読みやすいんだけど…でももうちょっとな〜2008/01/23