ちくま文庫<br> 実話 怪奇譚

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ちくま文庫
実話 怪奇譚

  • 著者名:蜂巣敦【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 筑摩書房(2013/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480420978

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内容説明

何が彼らの人生を狂わせたか。私たちはいつまで正常を保てるのか……。日常が崩れはじめると、何気ない悪意は増大して、不条理な狂気へと一直線に突き進む。陰惨な殺人の現場に立って未解決事件を推理し、さらに近親相姦やカニバリズムなど、タブーを破ることへの甘美な欲求を想像する。現代のダークサイドを直視する怪奇評論。

目次

幻―夢か、うつつか(女怪の街 殺人現場から見る『冥途』の風景 ほか)
壊―増幅する非日常(新興住宅地のなかの「金属バット殺人」 映画『コレクター』と日本の少女監禁事件 ほか)
怪―暗闇の奥へ、奥へ…(食人小説「青頭巾」の寺を訪ねる 昭和初期の魔窟をさまよう ほか)
虚―不条理の行方(高校生首切事件のそれから 「手首ラーメン」は実在したのか? ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鬼灯の金魚草

16
ちょっとよくわからんかった。解る人は判るというスタンスなのか、内容は面白そうなのだがついていけない。2016/12/19

猫丸

12
書名と内容の乖離がすごい。ミリオン出版のオドロ系雑誌の記事を中心に寄せ集めたもの。猟奇味のある事件について調べたことの報告がほとんどで、映画評なんかも混じっている。ちくまも見境がない本の出し方をしているなあ。興味深い部分も少しはある。1969年に起こった15才の高校生による同級生殺害事件の関連で、当時の「識者」のコメントを抜粋している。これがどれもこれもヒドい。「テレビ・漫画の影響」を断言、「私にはわからない」と仕事放棄、「現代は暴力がカッコいいのだ」と変にまとめる、「過保護」で済ます、など。2022/06/12

のりすけ

2
昔懐かしいOUT編集部の南原さんが解説を書いてたので読んだ…ただそれだけ。2014/09/03

JunTHR

1
長年、殺人事件現場を取材している著者による連想と関連で話が広がっていく、いい意味でゆるいエッセイ。面白かった。2016/10/31

まりん

1
馴れ馴れしく語りかけてくるような文体に鳥肌が立つ。ものすごく苦手。2009/07/20

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