中公文庫<br> 黒い手帖

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中公文庫
黒い手帖

  • 著者名:松本清張【著】
  • 価格 ¥838(本体¥762)
  • 中央公論新社(2011/12発売)
  • 中央公論新社 GW特大フェア ポイント40倍!(~5/12)
  • ポイント 280pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122045170

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内容説明

戦後最大の大衆作家が、馴染み深い作品を例に取りながら「推理小説の発想」を語り、創作ノートを公開する。推理小説の舞台裏を明かす「推理随筆集」!〈解説〉権田萬治

目次

推理小説の魅力(推理小説の読者;日本推理小説)
推理小説の発想(小説と素材;創作ノート)
現代の犯罪(黒いノート;『日本の黒い霧』について;松川事件判決の瞬間)
二つの推理(スチュワーデス殺し事件;「下山事件白書」の謎)
推理小説の周辺(スリラー映画;楽屋裏の話)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yokmin

13
小説の発想には帰納法と演繹法があり、清張の場合は「帰納的な方法で一つの心理・概念を得ても、それをなまのままで使うことはなく、必ず何か他の条件に買えて、別の形に直して使う」と。読みたくなった本。・詐者の舟板 ・顔 ・一年半待て ・二階 ・張込み ・捜査圏外の条件 ・点と線 ・目の壁 ・ある小官僚の死2017/11/19

浅香山三郎

11
松本清張の随筆集。前半は推理小説論、後半は実際に起こつた事件への見解を述べた時事的な発言からなる。後半の部分はのちに『昭和史発掘』や『日本の黒い霧』のやうなノンフィクション作品に繫がつていくのだらう。前半は、日本の探偵小説のトリック重視からくる非現実的な設定への不満や、動機や心理を重視した社会派推理小説の考ヘ方の基本を説く。清張さんの菊池寛への評価が高く、彼の作品に影響を受けたと述べてゐるのも興味深い。前半の「推理小説の発想」には、創作ノート(メモ)の一部が掲載されてをり、作品の元になる↓2021/02/05

TomohikoYoshida

3
探偵小説はいかにして純文学になり得るのか?著者のネタ帳とその使い方、どのようなアイデアから文章を生み出しているのかなど、著者の創作に関する随筆。それから、謎の多い事件を著者なりの分析で推理しているのが圧巻である。2019/05/22

nori

2
Pinanood ang teleserye na binidahan si 米倉涼子 bilang 元子 sep11, 2019. Nakakatawa ang dielekteng Osaka kay 波子 at iniwasak kaya ang maraning eksena. Siyanga pala, 松本清張 pa rin ang freskong storya kahit orihinal ng nobela ay 1978.

よう

1
なぜ松本清張の本が好きか、著者自ら言葉にしてくれた。未読の本についても書かれていたので、読んでいこう。歴史物、ノンフィクションもおもしろそう。2012/03/08

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