講談社文庫<br> Pの密室

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講談社文庫
Pの密室

  • 著者名:島田荘司【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 講談社(2014/10発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062736619

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内容説明

完全な密室で発見された残虐な刺殺体。周囲のぬかるみに足跡も残さず消えた犯人。そして現場の床に整然と敷き詰められた赤い紙の謎。幾重にも重なる奇怪な状況に警察は立ち往生するが、小学2年生の御手洗少年は真相を看破する。表題作のほかに、名探偵・御手洗潔が5歳の頃に遭遇した「鈴蘭事件」を収録。ファン垂涎の1冊!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

96
御手洗潔シリーズ第12弾。本作も前作同様、御手洗潔を深く知る為の2編である。「鈴蘭事件」は、スナックにて透明なグラスだけが割られた謎から、殺人事件へとたどり着く。「Pの密室」では、現場の部屋の床下一面にびっしりと敷き詰められた赤い紙の謎や、密室である家から、どうやって姿を消したのかと推理に力が入る。殺害又は脱出方法は解るのだが、本作の2編も犯人は急に登場となる。とても残念だが、真実を明らかにする事で、もう一方の悲しい物語が浮上する事となる。そんな経験があの御手洗潔を形作った、それが本作のテーマなのだろう。2019/04/19

Tetchy

68
島田荘司迷走中。島田信望者に祭り上げられて浮かれていたのでは?そう思わざるを得ない今回の作品集。なんせ御手洗潔が幼稚園児のときと小学2年生に既に刑事事件を解決していたというお話だ。特に御手洗潔が幼稚園児のときの話「鈴蘭事件」では、幼稚園児にして明察な頭脳と観察力を持っていたという設定で、もはや小説中の人物でしかありえないスーパーマンぶりにがっかりした。もう何でもいいや、何が来ても驚かないぞという感じがした。それでも表題作は泣かせるんだよなぁ。まいるぜ、全く。2009/09/25

中原れい

67
ミタライ幼少のみぎりの事件2本。厳格な伯母様や不幸に負けない同い年の少女が彩るリトルミタライの活躍。こんな頃から良く見てピタリと犯人を当てていたなんて、大人になってからよりマユツバです。なんという頭の働き!結果、子供なら知らなくていい人生の悲哀まで知らされてしまうから、こりゃ世の中嫌になりますよ(沈)薄いけど味わい深い1冊でした。2019/10/13

がたやぴん

65
御手洗潔13作目らしいw 二百ページ以下の中編二作とは言え、読了感は長編二作に相当する。幼少期の事件だが一話目は幼稚園、二話目は二年生だ。恐ろしいことに一話目はコナンくんより若いのに物証からの推理で犯人に迫る。表題作Pの密室は理系ミステリとしても成立するクオリティー。注意してほしいのは12冊に未読があるならば、岩波明氏の解説だけは読まないほうが良い。事件からの引用だけでなく、御手洗潔の1994年以降の姿に触れている。作品の中で知りたかった。残念だ。2014/10/14

やっちゃん

46
完全にコ◯ンくんやないか!いや漫画あまり読んでないからイメージだけど。引き継ぎ大学生くらいまでのエピソード読みたい。里美ちゃんがかわいすぎて石岡くんが羨ましい、おじさんもお友達になりたい。Pはピタゴラス?2022/11/06

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