内容説明
すべてはこの時からはじまっていた…。シャンソンからフレンチ・ポップス、そしてゲンスブールまで、現代のフレンチ・ブームの原点を探るフレンチへの旅。共同通信社92年刊「さよならゲンスブール」の改題。
目次
第1章 パリ発ポップス社会学(パリという名の劇場;アイドルのあり方;フランスの新しい顔―世界に進出する新しいフレンチポップス;アンテロからブランシェへ ほか)
第2章 80年代はこうして始まった(トレネとルタンス―耽美の世界に生きる男たち;パリのラジオと中国のパンク、そしてフランシス・レイ;フレンチロックにおける日本ブームと、第三世代を迎えたフランスのゲイたち;不良少年たちの歌)
第3章 スノッブな男たち―イヴ・モンタンからゲンスブールまで(登れ、登れ!イヴォ―イヴ・モンタンの栄光;シャンソンは私たちの思い出を歌わせる―イヴ・モンタン;モンタンの来日―「歌のための人生ではなく人生のための歌だから、私はしたいことをする」;追悼、イヴ・モンタン―イタリア人移民から英雄へ 神話を築いた大スター ほか)