笠間叢書<br> 国語史の中世論攷

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笠間叢書
国語史の中世論攷

  • 著者名:坂詰力治【著】
  • 価格 ¥20,900(本体¥19,000)
  • 笠間書院(2014/11発売)
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  • ISBN:9784305103222

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内容説明

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院政期を含む鎌倉時代から室町時代に至る五百年の間の日本語(中世語)について、具体的な特定語や語法を対象文献の語例から数量的に処理することで現象の解明に迫る。

目次

目次 / p5
序文 / p1
序言 / p1
第一篇 中世前期の語彙・語法
第一章『保元物語』『平治物語』の語彙論的考察 / p7
第二章 法華百座聞書抄における助動詞 / p109
第三章 中世語法より見た『発心集』-国語資料としての性格- / p127
第四章 和漢混淆文としての『沙石集』について-漢語サ変動詞から見た和漢の混淆現象- / p147
第五章 古典語のサ変動詞についての一考察-『沙石集』をとおして見た- / p163
第六章『無名草子』における批評語としての形容詞・形容動詞 / p197
第二篇 中世後期の語彙・語法
第一章 室町時代における「こそ」の係り結び / p227
第二章 室町時代における助詞「バシ」 / p251
第三章 室町時代における副詞「必ズ」と「定メテ」をめぐって / p269
第四章 中世語としての副詞「かまへて」 / p291
第五章 接頭語「御」を冠した形容詞の敬譲表現-御伽草子を中心として- / p319
第六章 御伽草子の形容詞-その語彙的変遷の過程を踏まえて- / p333
第七章 御伽草子の美的表現-「うつくし」「いつくし」をめぐって- / p351
第八章 御伽草子の文章 / p369
第九章 国語史上における『長恨歌・琵琶行抄』 / p381
第十章 『長恨歌・琵琶行抄』の謡彙 / p409
第三篇 論語抄の国語学的考察
第一章 書陵部蔵『魯論抄』の本文の考察 / p425
第二章 国語資料としての書陵部蔵『魯論抄』 / p437
第三章 表現形式より見た『論語抄』の文体の考察 / p483
第四章 『論語抄』の漢文訓読語についての一考察 / p503
第五章『論語抄』の動詞の語法(一) / p519
第六章 『論語抄』の動詞の語法(二) / p547
第七章 『論語抄』の待遇表現-敬語動詞を中心に- / p565
第八章 『論語抄』の形容詞 / p587
第四篇 鶏肋
第一章 「とばかり(暫時)」考 / p607
第二章 「しばらく(暫く)」考 / p629
第三章 語誌類聚 / p645
第四章 御物本『更級日記』における字音語の仮名表記 / p683
第五章 伏見院宸翰本『松浦宮物語』の和語の仮名遣い / p697
本書と既発表論文との関係 / p721
後記 / p725
索引 / p727