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内容説明
情報とは生命の意味作用であり、ヒト特有の言語もその発展形にほかならない。すなわち、ヒトの“心”とは“情報”が織りなすダイナミックなプロセスなのである! それでは、機械で心をつくろうとする現代人の心とはいったい何か? 理系の知と文系の知を横断しながら、まったく新しい心の見方を提示する、冒険の書。
目次
第1章 情報から心をみる(情報学からの展望 心は情報処理機械か ほか)
第2章 機械の心(機械が言葉をしゃべるとは 人工知能の挑戦 ほか)
第3章 動物の心(生命の誕生と歴史 心的システムの進化 ほか)
第4章 ヒトの心(言語が生まれる 原型言語 ほか)
第5章 サイバーな心(もとめられる身体性 イメージ商品としての機械情報 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuji
9
大当たりの内容。「情報」の定義が格好いい。→生物にとって意味のある〈パターン〉こそが、情報である。(!)情報と生命活動は切り離せない。「生態学的実在論」アフォーダンス理論の射程と限界。人工知能とフレーム問題。(1999年出版という古さで、驚きの内容ということは、わたしがアホなのだろうか?)2015/11/29
gushwell
8
Amazonで評価が高かったので読んでみました。情報学についてはほとんど知識がなかったせいか、第1章からつまずきました。解ったようで解らない、そんなもやもや感のまま第2章の「機械の心」、第3章「動物の心」へ。まあこの2つの章はある程度知識があるので興味深く読めました。そして第4章「ヒトの心」でまたモヤモヤ感。言葉と権威についてはなるほどと思うけど、「神話とゴシップ」についてはいまいち納得感がない。それにもまして、機械情報の出現がヒトのこころを変えたということに?マーク。(コメントへ続く)2013/05/23
nrk_baby
5
これが1999年に書かれたのか・・・ 第5章が特にいい2013/12/14
tolucky1962
3
情報をベースに広く「こころ」を考察したもので、 対象領域の広さに驚きです。2013/07/12
しい
3
何度読んでも十年前の本とは思えない2012/06/06