内容説明
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一読爆笑、再読悶絶。一介のサラリーマンが旅で出会った珍エピソードの数々を、絶妙なタッチで描いた旅行エッセイ。口コミ人気で重版を重ねる幻の自費出版本が、メジャーデビュー。
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目次
そんなんじゃだめだ熊男(トルコ)
中国悠久のやっちゃえ、やっちゃえ(中国)
まずはインド人から悔い改めよ(スリランカ・インド)
アイスウーロン茶の謎(香港)
南の国で戒める(ベトナム)
全面的に私が漕いだ件(ネパール)
スーさんの屁こき馬(ミャンマー)
ウミウシを呼べ、ウミウシを(バリ島)
標高5545メートルの真実(ヒマラヤ)
謎の女一号二号(タイ)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆいまある
100
申し訳ないようだが、珠己さんの本の中で一番面白い。デビュー作であり原点。会社勤めの合間に旅をし、自費出版で出したこの本が注目され、小学館から文庫になったが為にか、その後珠己さんは有名企業を退職してライターになってしまう。最もそのまま会社に居続ける姿なぞ最早想像つかない。極めて主観的な独り旅エッセー。高スペなのに不器用極まりない珠己さんの魅力がこれでもかと詰め込まれ、勢いであったり捻くれであったりひょっとこであったり、旅先で迫られた女性と危うく恋に落ちそうになったりと、切ないやら嬉しいやらが溢れている。2021/01/15
すぎえ
12
本書は旅本である。風のサラリーマン旅人タマキングとかいうふざけた人が書いた旅本である。『~である。』というのがいささかうるさいかと諸君はおもうかもしれないが、タマキングの本に毒されるとこうなってしまうのである。まったくもって遺憾である。とりあえず面白いのだ。自費出版の先駆けであり、間違いなく無類の本だ。奇書だけどジャンルを切り開いてきている気もするそんな一冊。2009/11/28
puu
11
タマキング、2冊目。これがデビュー作との事だがもう脱力系タマキングの全てがはいっているような一冊。面白い。やはり旅は理不尽だからこそ楽しく、そして思い出に残るのかもしれない…とそんな事を最終的には思ってしまう一冊。軽い気持ちでサクサクと読めてクスっと笑える。騙されてばっかりじゃねーかw「信じるものはすくい投げ」なんだそりゃw明日から使うぞw2021/05/04
mami
9
読む度に魅了される。この際デビュー作から全て読破しようと手に取った。タマキングの原点ここにありですね。初エッセイからこんなに面白かったのか~。2015/05/24
うめたこ
5
文句なく面白い。デビュー作で既にあの人を食ったような文体が確立されていたとは・・・・おそるべしタマキング!文庫解説が蔵前仁一さんでまたうれしい。2010/02/18