岩波文庫の赤帯を読む

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岩波文庫の赤帯を読む

  • 著者名:門谷建蔵
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 青弓社(2013/12発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784787291219

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内容説明

滋味あふれる果実がみのる赤帯の森にわけいり、落果を拾い枝からもいで吟味した九百点からジャンル別の代表作を精選する。読書三昧の日々を夢みる読書人の渾身の記録。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

目次

まえがきモームメリメヴィリエ・ド・リラダンモーパッサンコナン・ドイルクライストヘッベルとヘーベルパウル・ハイゼとジャン・パウル面白くない本、その一ギッシング文庫本に関する本ハーンとシングモリエールとボーマルシェシェイクスピアとバーナード・ショウ買わなかった本しおり『紅楼夢』と『春香伝』イプセンとハウプトマンチャペックとH・G・ウエルズ寓話と笑話民話集戯曲だけ一冊(南北ヨーロッパその他)戯曲だけ一冊(ドイツ)戯曲だけ一冊(フランス)戯曲だけ一冊(イギリス、ロシア)チェーホフとロマン・ロランマリヴォー戯曲は一冊だけ『死都ブリュージュ』『黒い蜘蛛』『美味礼讃』アンソロジー短篇集面白くない本、その二ポオ、ビアス、オー・ヘンリーそしてサキなかじきりイギリスの詩漢詩フランスの詩中休みギリシア悲劇続・ギリシア悲劇ラシーヌギリシア喜劇喜劇ベスト10プラス1ミュッセの恋愛劇ヴェデキントシラーの戯曲ドイツの戯曲、拾遺ストリントベルクオニール悲劇ベスト20その他戯曲ベスト14ドイツの詩口シアの詩ホメロス、ウェルギリウス、ダンテ叙事詩ベスト12抒情詩ベスト18中休み箴言集プーシキンの小説レスコーフとコロレンコゴーゴリの短篇トルストイ、ゴーリキイほかの短篇トルストイの短篇と中篇童話イギリスの掌篇イギリスの短篇アメリカの掌篇アメリカの短篇フランスのコントフランスの掌篇フランスの短篇魯迅と郭沫若面白くない本、その三ドイツの掌篇ヘッセとケラードイツの短篇赤帯を読むとは南北ヨーロッパその他の掌篇と短篇短篇小説ベスト24掌篇小説ベスト36ルポルタージュ紀行文学評論美術評論自然のなかで釣りの本山の本本の本自伝評論・随筆・紀行ベスト18小品・民話その他ベスト22中国の小説文庫中毒の井狩リストから東洋文学ベスト9と年末整理年金生活者の理想的読書生活ギリシア・ローマの小説ギリシア・ラテン文学ベスト9『ドン・キホーテ』『ドン・キホーテ』続き闘牛小説『クオ・ワディス』アラルコン少年少女物南ヨーロッパ文学ベスト9ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

20
岩波文庫の赤帯約八百点(千冊)の中から、赤帯ベスト二百を決める本(最終的にはベスト二六七)。出版当時、著者は定年直前のサラリーマン。現在は八十代。まだ読書に勤しんでおられるかしら。高校生の時に『罪と罰』三冊九百ページを丸一日で読み切った速読の著者が、面白くない本をばっさばっさと切りながら、約一年三ヶ月にわたってつけた赤帯読書記録。知らない本も多く、読みたい本が増えた。二十ページおきに挟むしおりが○○だったり、新刊でもっている本でも古本屋の100円棚で見つけたら買ってしまう際の下心も面白かった。2022/04/12

misui

8
タイトルを列挙して「いくらで買った」とか「これはベスト30に入る」とか延々(500頁も!)言ってるだけ。で、最終的にベスト276になってるのは何なのよ。内容への言及もストーリーの紹介があればいいほうで驚くほど浅い。ひさしぶりに正真正銘の駄本を掴んだ。2013/05/02

Happy Like a Honeybee

6
良い指南書と出会えた。 松岡正剛氏の千夜一冊でも紹介されている。 読了した岩波赤帯800冊の中から、良書を提示してくれる。 知らない作家ばかりで、挑戦したくなる衝動に。 筆者によれば、漱石や太宰も同じ年齢の巨匠には敵わないと非難ばかり。 世界文学と比較すれば、日本など極東の島国に過ぎない。 名作を出版してきた岩波文化を継承しなくては。2018/02/06

か〜ら

4
再読。五十過ぎのおじさんが、岩波の赤帯九百冊をひたすら読破。国別ジャンル別にいちいちランク付けしてるのが、阿呆らしくも面白い。古本屋巡りの本としても楽しめたな。2009/01/28

無能なガラス屋

1
この本に対して、読み方が浅いとか、数を競っているだけとかいう批判は的外れじゃなかろうか。評論なんておまけみたいなものであって、赤帯というある種のブランドを追いかける老人を見るのが楽しいのである。 文学通の方々からするとケシカラン本なのかもしれないが、海外文学をあまり読んだことが無い人にとっては、新しい世界の入り口を示してくれると思うし、それによって、「コア読者は3000人」と言われているガイブン読者の裾野を広げる力を持つという点で、この本の価値は大きい。2020/02/02

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