内容説明
北アルプス山中に忽然と姿を消した女子学生。その姉・古関志保と私立探偵・村雨は、妖気漂う笹生村へ向かった。そこで彼らを待ち受けていたのは……。奇祭に支配され、狂った性に憑かれた笹生村の秘密とは? 消えた妹は!? 生け贄伝説を巧みに織りまぜながら描く、著者渾身のレイプ・アクション小説の会心作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みんち
4
またまた「熊もの」から一冊。さすがにそろそろ弾切れか(笑) 西村寿行氏の「妖獣の村」を読了。西村寿行氏と言えばバイオレンス小説の大御所として知られるが、実はその著作の中には数多くの動物をテーマにした小説が含まれる。代表的なのは都市を鼠の群れが襲う「滅びの笛」や映画にもなった「黄金の犬」など。本作「妖獣の村」はどちらかと言うとバイオレンス活劇という感じの小説だが、作品の中心に「熊」が描かれているので、とりあえずは「熊もの」という事でひとつ(笑) 物語は、旅先で失踪した女子高生の妹を探す依頼人の美女を伴って、2016/12/22
kiji
3
★2。再読、今となってはかなり微妙なハードバイオレンス小説。西村寿行さんもかつては長者番付に乗るような流行作家だったというのに、時代の流れは無常ですな2014/06/07
シュンガク
2
ヒロインの志保が妹の仇の性奴隷にされるところがいい。2017/05/10