文春文庫<br> 雑学猥学

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文春文庫
雑学猥学

  • 著者名:西沢爽
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 文藝春秋(2012/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167336011
  • NDC分類:914.6

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内容説明

出ものはれものについてウンチクを傾けるかと思えば、けっこう毛だらけ猫灰だらけとセックスにまつわる珍談奇談を、国文・歴史関係、四万冊の蔵書の中からひろい出す。昭和歌謡史に燦然と輝く名作詞家にして当代きっての雑学博士が、頭にハチ巻き腕にヨリ、古今東西のオモシロ話を、時に貴重な体験を踏まえながら巧みな話術で披露。腹を抱えながら雑学ばかりか教養までがシッカリと身についてくる。辛口書評家・谷沢永一氏が「オトナの修身教科書」と絶賛の、これぞまさしく人生の本!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

剛腕伝説

14
下ネタ雑学のパイオニア的1冊。確かに下品なのだが、圧倒的な知識量から繰り出される下ネタは、下品という一言ではすまされない味わいもある。作者が集めた歴史、国文関係の資料は4万点という。そこら辺の図書館等は足元にも及ばない蔵書量である。因みに、平安時代は紙が貴重で、大の後には靴べらならぬ【糞ベラ】で糞をこそげて後始末をした。作者いわく女流歌人も雅な歌を創作しながら、合間に糞ベラで後始末をしていたらしい等々。因みに作者は「からたち日記」の作詞家でもあり、紫綬褒章も受賞している偉い人なのである。面白かった!2020/11/27

白黒豆黄昏ぞんび

4
所々のダジャレが笑えたり笑えなかったり。2012/03/17

でっていぅ

2
最初の100ページくらいはとても楽しく読ませてもらった。作者の博識というか、猥学なるものに対する執着にはホント驚く。ただ、下ネタというのは気分が乗らないときに聞かされるとつくづくうんざりさせられるものだということも実感した。他人に下ネタを聞かせるということの危うさを理解できたと思う。いや、普段から言わないけどね?2012/02/11

Nekono

1
初花 紅屋 お馬 別火 猿猴 これ全て、月経の別名。水月(これも月経の隠語)に手を伸ばす猿と言うことから猿猴も隠語となったらしい。とまぁ、雑学猥学というとおり、古事記・万葉集から、昭和初期の風俗まで博覧強記に猥雑な話を書きまくった一冊。感心するやらあきれるやらあるいは、ニンマリ笑うやらで読んでる方も結構忙しい(笑)。この本を読みながら、ふと、「舟を編む」(三浦しをん)を思い出してしまった。彼らもこの隠語、辞書に入れるかどうか悩んだのだろうか。そう考えるとまた、可笑しい。広辞苑には猿猴ちゃんと載ってます。2012/01/23

kliq

0
よくぞここまで調べたなと猥学なので胸焼け必須ですが興味深く読ませていただきました。 戦中派で苦労された著者だけに感覚が古いのは致し方ないけれど、やっぱり文体の旧さがタマに傷ですね。 こちらを読んだら 南方熊楠の浄のセクソロジー 岩下尚史の芸者論もお勧めします2022/08/21

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