詳細説明
【特集】
●東アジアのパースペクティヴ――モダニズムをめぐって
〈対談〉
◇西 成彦+大東和重
移動しながら書く
「日本文学」から「日本語文学へ」
〈論考I〉
◇和田博文
来るべき書物のための覚書 モダニズムと東アジア
◇エリス俊子
「満洲」の詩人たちと「北」への志向
◇波潟 剛
〈近代/野蛮〉の美学 昭和モダンとエキゾティシズム
◇小泉京美 彷徨する詩(ポエジー) 東アジアと日本のモダニズム
◇日比嘉高 外地のランドスケープ 人と環境の重奏を聴く
〈論考II〉
◇川村 湊
ホッカイドー・一〇〇年のアイヌ詩
◇岡和田 晃
モダニズム詩の火玉
小熊秀雄・今野大力・北村順次郎と一九二六年前後の「旭川新聞」
◇三木 健
ニューカレドニア「まぶいぐみ」の旅
沖縄系移民のアイデンティティをめぐって
◇松下博文
一九二五:沖縄⇔東京〈キミントコハドコナンダ〉
◇フェイ・阮・クリーマン
植民地台湾における詩的空間
◇陳允元
戦前の台湾モダニズム詩における風土と植民地的現実
◇青木亮人
薄暮の黒衣、月見の拳法 戦前満州、台湾俳句のいくつか
◇佐野正人
李箱 ポストコロニアルな詩人
◇金東僖
朝鮮における「近代文学」と日本語詩
〈座談会〉
◇いぬのせなか座 詩(史)はどのように(今)使えるか
第二回 「国語」と詩
【小特集】
●『注解するもの、翻訳するもの』を読む
〈論考〉
◇江田浩司
詩歌人にとっての至高の書
◇鈴木暁世 複数の手で言葉に触れる
◇外山一機 彼女の物語が現れるとき
【Requiem】
◆瀬尾育生
加藤典洋の一〇〇〇と一つの夜
追悼・加藤典洋
【連載最終回】
◆室井光広
今日のみ見てや雲隠りなむ
〈詩記列伝〉序説
…ほか