内容説明
20代後半になった「わたし」と「わたし」が会いに行ったかつての同級生たち、新しい仲間たちとの物語。
目次
第1部 ヨーロッパ・北米編(“夜行列車”;光と影(ウィーン)
眠れない夜(ブラチスラバ) ほか)
第2部 イスラエル・パレスチナ編(知らない旅行者(エルサレム)
道のひと
信仰と現実(ベツレヘム) ほか)
第3部 エジプト編(10対1(カイロ)
天国に、トイレはない
平和な半島(ダハブ) ほか)
著者等紹介
寺井暁子[テライアキコ]
1982年下北沢生まれ。16歳の時にユナイテッド・ワールド・カレッジのアメリカ校に派遣され、80カ国近くの国と地域から集められた同世代と2年間をともに過ごす。マカレスター大学地理学部卒業。その間にチリ短期留学。卒業後に帰国し、通信会社、ビジネスコンサルタントを経て、フリーで活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おにぎりまる
2
クルミドコーヒーのファンなので、いつか読んでみたいと思っていた一冊。海外にいる高校の同級生たちに再会しに行く旅を綴ったエッセイ。海外旅行記としても、20代後半の揺れる心の記録としても楽しめる。等身大の文章でとても良かった。2022/01/16
Mari.
2
同じ歳の世界の子はどんなことを思って生きているか垣間見られて面白かった。 人種は違くても、飛行機で移動しても、人として最低限分かち合える共通の気持ちが、あるように思う。2021/09/27
かなこ
2
「はじめに」で心を掴まれた。二十代は暗いトンネルの中をすすむ時期。社会に対して自分が何者であるかを説明しなくてはいけないようで、でもできなくて。そんな時間を共有しているかもしれない、かつての同級生に会いにゆく。今の私が知り得るより遥かに幅広く、世界中の二十代の等身大を垣間見ることができた。今の私に必要な言葉がたくさん詰まっていた一冊。大切に、繰り返し読みたい。2021/07/01
サティ
1
タイトルの通りです。友達に会うことによって、いろんな言葉をもらい。心の成長をしていく。人の心を旅することは自分の心を旅すること。2018/05/03
risako suzuki
1
いろんな人の、様様な日常が物語をつくっていると感じた。 革命も、戦争も日常の中に潜みとても近い場所にある。2018/01/28