内容説明
文化人類学として、演劇史として、日本固有の人形劇技術論として、画期的な研究の成果。人形劇団「プーク」で半世紀にわたり、日本人形劇の先頭に立って創造活動を続ける著者が、実践家・研究者の視点で日本の人形劇の源流を探り、歴史をたどり、明日への展望を語る、研究と創造のための注目の書。
目次
1 われらの時代と人形劇
2 技術と呪術―人形の先祖の発生について
3 「あまべの民」と人形劇―人形劇の形成について
4 人形劇の人形構造と操作方法の史的発展
5 現代人形劇のあゆみ―私の歩いた道を中心に
6 人形劇の今日と明日