長崎新聞新書<br> 壱岐焼酎―蔵元が語る麦焼酎文化私論

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長崎新聞新書
壱岐焼酎―蔵元が語る麦焼酎文化私論

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  • サイズ 新書判/ページ数 218p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784931493865
  • NDC分類 588.57
  • Cコード C0258

内容説明

車でならば一時間ほどで一周りしてしまう小さな島に、七つもの焼酎蔵が点在する。壱岐は日本における麦焼酎発祥の地である。それが何時なのか何処から来たのか、焼酎造りを生業とする者の直感と柔軟な想像力で、韓国を訪ね、遙かシルクロードの彼方まで物語は展開する。麦焼酎を育んだ壱岐の島の自然や歴史、焼酎造りの変遷など、酒は風土そのものと言う蔵元の語る、愛しさあふれる壱岐焼酎文化論である。

目次

序章 一支国の時代から
第1章 焼酎の島―酒を育む風土と文化
第2章 麦焼酎誕生
第3章 蔵元三代記―壱岐焼酎の近代史
第4章 あらたな展開
第5章 伝来ルートを遡って
第6章 世界ブランドをめざして
資料編 壱岐七蔵

著者等紹介

山内賢明[ヤマウチケンメイ]
1932年、壱岐焼酎の蔵元の三男として生まれる。明治大学卒業後、関東でサラリーマン生活をしていたが、1983年、兄の急死を機に酒造場を引き継ぐことに。現在、玄海酒造(株)代表取締役社長、壱岐酒造協同組合理事長。本業の傍ら壱岐焼酎について文化セミナー講師、講演、執筆活動など、スポークスマンとして奔走している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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奏市

10
壱岐焼酎が好きでよく飲んでいるが、この本がある事を地元の博物館で見かけて初めて知り購入した。玄海酒造会長が著者で2007年の出版。焼酎作りの伝来は以前は琉球-鹿児島ルートだけとされていたのが、著者らの取組もあり朝鮮-壱岐ルートも併記されるようになってきたとの事。一時期、大分の麦焼酎ブームに対抗する為、壱岐島内の焼酎蔵を一つに纏めようと県が働きかけたことがあったと。そうならずに現在の壱岐七蔵体制が残り本当によかった。数年前に一度だけ島に行った時、どこか忘れたが焼酎蔵に行って試飲したの楽しかったな。2023/03/12

バトルランナ-

8
4.4点。まず鑑定用に25度の焼酎を選ぶ。それをコップに満杯に入れ味を利く。そのコップの焼酎を半分にし水を加えて満杯にしてまた味を利く。それをまた半分にして水を加えてと繰り返して最後まで味が変わらない焼酎を選ぶ。同じ作業をお湯でやるとよりはっきりわかりますよとアドバイスをすると担当部長はすぐにお湯を用意させ、男女15人は恐る恐る利き酒を始めた。2023/02/22

David_i516

1
著者の壱岐焼酎にかける情熱、地元壱岐に対する愛着が伝わってくる一冊。単に地元の焼酎を紹介するにとどまらず、そのルーツを訪ね、独自の仮説を立てる深さが後半の魅力。これまで何気なく居酒屋で飲んでいた焼酎に対する意識が、多少なりとも変わると思う。2016/08/27

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