内容説明
その歴史的初見は『日本書紀』にまで遡る。古くから往来の要衝であり、禁裏御料ともなった「山科」。しかし今では「大石内蔵助の閑居」として知られる以外、この地が担った役割や日本史上に名を残す幾多の人物の足跡を知る人は少ない。山科在住の著者が「書き納めの儀」として、大量の文献から故郷の歴史のあやを繙く。果たして「山科」の本当の姿とは?
目次
第1章 序論
第2章 山科の街道
第3章 逢坂関
第4章 山科の開発者
第5章 山科七郷と山科郷士
第6章 乱中の山科
第7章 山科にかかわる人々
第8章 山科つれづれ
著者等紹介
飯田道夫[イイダミチオ]
1935年京都市山科区に生まれる。1961年同志社大学大学院英文科卒。1961~94年KLMオランダ航空大阪支社に勤務。退職後、遺跡発掘に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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