内容説明
生物多様性って、そもそも何?それって「ある」からどうなの?「ない」と、どう困るの?門外漢の素人には、とても分かりにくい。腑に落ちない。しらじらしく感じられる環境問題を、分かりたい!しかし、アマゾン奥地や東南アジアの森にまで行く余裕はない。だったら歩いて行ける範囲で答を探そう。当てがあるわけではないけれど、何とかなるさ―という意地だけで歩きはじめた著者は、職人、農家、林業家、学者など身近な人たちに、行き当たりばったり話を聞き、そして考える。そこから人間と生物との関係、環境問題の深みが見えてきた。
目次
プロローグ 『アバター』の年のCOP10
第1章 一本の筆から世界を見る
第2章 自然に学び、風に乗る
第3章 「宇宙金魚」はどこへゆく
第4章 マイナー農家の救世主
第5章 カエルはモノサシになるか
第6章 「かばた」の漁師は警告する
第7章 デリケートでタフな千年産業
第8章 「粗朶」がまもる里山と川
エピローグ 『ザ・コーヴ』を超えて
著者等紹介
関口威人[セキグチタケト]
1973年、横浜市生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科(建築設計)修士課程修了。中日新聞記者を経て2008年からフリージャーナリスト。環境、防災、科学技術などをテーマに、名古屋を拠点として中国、ミャンマー(ビルマ)などで取材活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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