内容説明
八ケ岳連峰、赤岳で遭難事件発生。猛吹雪の中、リーダーが行方不明になった。一方、長野県諏訪市のマンションで起きた心中事件。ナイフで腹を刺された湖畔のホテルのオーナーと首を吊っていた愛人の女。捜査で浮かんだ女の悲鳴を聞いたという隣人証言、そして重く不気味な足音。一見無関係に思えるふたつの事件に、諏訪署の刑事、道原伝吉は殺人事件の可能性があると判断した。捜査が進むにつれわかってくる酷く哀しい事件の真相とは―。
著者等紹介
梓林太郎[アズサリンタロウ]
昭和8年生まれ、長野県出身。貿易会社、調査会社などを経て、1980年『九月の渓で』で小説宝石エンタテインメント小説大賞を受賞し、デビュー。長い登山経験を元に、山岳推理小説の第一人者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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