内容説明
従来の心理療法が前提とする枠組みを超えることで、究極の癒しのかたちを明るみに出すファミリー・コンステレーション。その創始者バート・ヘリンガーが、「家族内の病理」「暴力」「性」「別れと絆」「和解と癒し」等の多岐にわたるテーマを通して、人が自らの生の担い手として生きていく力、そしてその源である愛の真実を語る。
目次
解決を手に入れるより苦しみに耐える方が簡単
「ありのままに敬意を表す」現象学的心理療法
誰もが皆それぞれにもつれている
“良い”パートナーが関係を壊す
自分自身との調和を。争いへは招かれていない。
偉大さは日常の中に
前進は罪悪感を伴う
存在は生命を超える
魂の偉大さに触れる
秩序は創られるものではなく、発見されるもの〔ほか〕
著者等紹介
ヘリンガー,バート[ヘリンガー,バート][Hellinger,Bert]
1925年ドイツ生まれ。心理療法家。グループ・コンシエンス(集団的良心)の洞察を元に、ファミリー・コンステレーションという彼独特の手法を開発。元カトリック司祭。南アフリカのズル族のコミュニティーで16年間の宣教活動の体験がある。2001年の秋に初来日し、ファミリー・コンステレーションを紹介する。その後も2004年まで、年1回のペースでワークショップを開催
西澤起代[ニシザワキヨ]
1968年生まれ。1998年までカナダのトロントに8年間滞在。トロント大学卒業。精神分析思想(Psychoanalytic Thoughts)専攻。帰国後、愛知県の社会福祉法人共生福祉会で、精神病者の社会復帰支援の仕事に就き、統合失調症の人々と共同生活を経験。統合失調症に対する深い理解を求める中で、ヘリンガー氏のアプローチを知る。2002年ISH研究所設立。夫の谷口隆一郎と共同企画で、2003年3月、2004年3月とヘリンガー氏を招聘しワークショップを主催。現在、ISH研究所運営。翻訳・研究・メンタルヘルス活動に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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