内容説明
映画の誕生から今日までの多彩なエピソードと、写しとられた虚実の風景をとおして、映画史100年の時空を旅するエッセイ集。
目次
1 光と影の世紀(リュミエール―「光」意味するシネマの発明者;闇を求めて―平板な光が広がる日本;桜と幻燈―現代の映画に引き継がれた題材;文化の値段―映画の適正入場料とは ほか)
2 虚実の風景(衝突と混乱の広場―オデッサの石段(ウクライナ)/『戦艦ポチョムキン』
高所恐怖のスパイ・アクション―自由の女神/『逃走迷路』
巨大な地下迷路―ウィーンの下水道/『第三の男』
離合集散の人生―ローマ・テルミニ駅/『終着駅』 ほか)
著者等紹介
岩本憲児[イワモトケンジ]
1943年、熊本県生まれ。早稲田大学文学部教授。映画史・映画理論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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