内容説明
「相手に悪いと思う日本人」、「相手が悪いと思う中国人」。海がへだてる日・中文化の違いはイスラムとキリスト教文明の差より大きい。
目次
1 食から知る日・中文化の違い
2 漢字に新しい生命をあたえた大和言葉
3 想いを共有する和歌と自己陶酔の漢詩
4 「公」のある日本と「私」しかない中国
5 地球上の国は全て自分のものとする中華の幻想
6 人民は餓死・毛沢東は連夜のジャズ宴会
7 残酷すぎる政治から精神文化は育たない
8 計算高い中国人の反日活動
著者等紹介
石平[セキヘイ]
1962年、中国四川省生まれ。84年、北京大学哲学科卒業。在学中に、毛沢東洗脳教育から目覚め、中国民主化運動に邁進。四川大学哲学部講師を経て、88年に来日。89年の天安門事件をきっかけに祖国中国と、精神的に決別。95年、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。評論家として、執筆・講演活動に入る
加瀬英明[カセヒデアキ]
1936年、東京生まれ。慶應義塾大学・エール大学・コロンビア大学で学ぶ。「ブリタニカ国際大百科事典」初代編集長。77年より福田、中曽根内閣で首相特別顧問として対米折衝に貢献。皇室についての著作も多い。日本ペンクラブ理事、松下政経塾相談役などを歴任。伊能忠敬の玄孫でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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行
4
中国の日本に対する突っかかりの根本にある龍の爪数のことや、中国は国の皮を被った文明であるということ、儒教の家族単位を大事にし公が存在せず、孔子時代から嘘の推奨された在り方であること、天下イズム、など日頃感じていた中国の得体のしれない恐ろしさの輪郭がはっきりした。食が宗教であり儀式だということ、その根底にある貧しさ、そこから生じた生存本能を満たしたいという強い欲求も感じ取れた。日本の侘び寂びにも通ずる老荘にも、国「中」外からもっと注目されてほしい。勉強になった。ただ内容を完全に鵜呑みにするのはよくなさそう。2014/06/24
anko
2
すごく納得しまくりな内容でした!これ学校で教えた方が良いよ!特亜とは永遠にわかりあえない理由も判明。自分的には目から鱗というか、正に府に落ちるとはこのことかと…にしても対談なさったお二方、頭いいなぁ!!2013/03/12
ルーファー
2
本当の中国と中国人の姿を知りたい人はこの本を読むことをお薦めします。2010/10/27
YnariY
1
以下、自分用メモ *軒轅 漢民族の始祖 *尚餐 手紙の結語。中国の年配の人が使うらしい。2011/01/26
Keita
1
中国と日本の違いが解り易く書いてあるとは思うけど、流石に日本を良く言い過ぎな気がする。とは言え完全にニュートラルである訳もない事を理解して読めば良いんじゃないかと思う。2011/12/22