内容説明
ご用とお急ぎの方は第二部「渕上太郎という男」から読んでいただいてかまわない。だが歯応えのある第一部にぜひ立ち返り、渕上太郎の肉声と直接に対話してみてほしい。ここには「テント」に関わったすべての人々の思と魂が込められている。「脱原発テント」ここに在り!
目次
第1部 原子力ムラと闘う方法(脱原発運動への始まり 経産省の後ろめたさ;テント裁判とテントの精神;テント裁判敗北とテントの闘争)
間奏 テント前史(本音と建前;大衆運動か革命運動か;改憲反対と沖縄闘争)
第2部 渕上太郎という男(テント、建つ;満洲に生まれて;困窮の戦後を生きて六〇年安保へ;六〇年代学生運動と「ML派」;日本労働党と中国実見)
二一世紀:渕上太郎再起動