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内容説明
オハウ、チタタプ、プクサ、ラタシケプ―伝統的アイヌ料理のレシピが満載!1995年1月明石書店刊行『アイヌの四季―フチの伝えるこころ』を改題。英語ページを加えたもの。
目次
冬
春
夏
秋
ふたたび冬
おわりに
著者等紹介
計良智子[ケイラトモコ]
1947年、胆振管内白老町生まれ。「ヤイユーカラの森」運営委員。「ヤイユーカラ・アイヌ民族学会」創設メンバー、後、事務局長も務める。1994年「日本民藝館展」にチタラベ(花ござ)入選。2016年2月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とろまつ
6
アイヌの四季折々の生活を、フチと共に1年間暮らした著者が綴ったエッセイ。ゴールデンカムイのアシリパさんが味噌をオソマに勘違いするくだりは、この本に登場するフチのエピソードからきているのかな?それともよくある事なのか?チタタプとかオハウとか、言葉の響きも気になるし、アイヌ料理が食べてみたくなる。生きるために食べる、手仕事をする。シンプル。2022/03/08
チョビ
4
ご主人が立ち上げた市民団体のリーダー格の方が、アイヌの知識を持ったフチ(おばあさま)のところにアイヌの女性の仕事を学びに行った際の記録。ご本人もいくばくかのアイヌの血があるそうだが、同化政策の結果学べずにいたとある。ところどころにそういう方々らしい構成(夫妻は亡くなられている)はやむを得ないものの、ご本人はどことなくマイノリティ所以の「金銭」を強請ろうとするところが見えない、あくまで勉強会の延長に本を出している感が誠実である。 切り絵が美しい!2019/03/23
aof
3
とても丁寧にアイヌの生活が描かれている本。生きることは働くことで、食べること。冬を越す保存食を作り、糸をより、葉を編む。 自然に寄り添う暮らしは、自然の中に生かしてもらっている人間としての暮らしでもある。 その暮らしぶりも覗いてみたいし、なによりアイヌの料理を食べてみたい!凍れイモのお団子とか興味しんしん!2019/01/24