出版社内容情報
一人一人の子供に対応した教育を目指すために!
子どもたちの事情・個性に応じて様々な学校の対応が必要だ。「論争は教育に不可欠の要素である」というのは、主として次の理由による。
まずは、多くの子供たちに対応できる教育システムを必要としていること、そして、よりよい教育の方法・技術を追究できる研究システムが必要なこと。
多くの子供たちに対して、「一つの方法」だけでは対応しにくい。それぞれの事情・個性に応じて様々な学校の対応があるべきである。
向山洋一[ムコウヤマヨウイチ]
河田孝文[カワタタカフミ]
西尾 豊[ニシオ ユタカ]
目次
第1章 新卒から五年目の論争―教師修業の途上で(校内の異なる意見を組み立てる―新卒三年目;「全国的論争」に投稿する―新卒四年目;「論議」に「問題提起」する―新卒五年目)
第2章 跳び箱論争―新しい教育研究の模索(跳び箱を跳ばせられることが、教師の常識にならなかったのはなぜか;「事実によってこそ事実をつかめる」;私は追い付き追い越す。その私を越えて行け!;論争は「子供の事実」でこそ)
第3章 「出口」「跳び箱」論争から教育技術法則化運動へ(実践記録をどう分析するか;教育研究の断章;教育技術法則化運動の誕生;処女論文に見る教育への志)
第4章 若き日の教師修業
著者等紹介
向山洋一[ムコウヤマヨウイチ]
東京都生まれ。68年東京学芸大学卒業後、東京都大田区立小学校の教師となり、2000年3月に退職。全国の優れた教育技術を集め、教師の共有財産にする「教育技術法則化運動」TOSS(トス:Teachers’ Organization of Skill Sharingの略)を始め、現在もその代表を務め、日本の教育界に多大な影響を与えている。日本教育技術学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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