内容説明
「うつ」で暗い青春時代を送った心理士が編み出した今日からでもできるお金のかからない「うつ」と「不安」の克服法。
目次
1 セルフ・コーチングについて(セルフ・セラピーの誕生;セルフ・コーチング7つの鍵)
2 セルフ・コーチングが癒せる心の問題(問題を突き止めよう;うつ;不安;「コントロール意識」の強い性格;不安と「コントロールしたい」という気持ちのつながり)
3 セルフ・コーチング:プログラムと実行法(セルフ・トーク;セルフ・トークの簡単な3ステップ;セルフ・トーク:フォロースルー;モチベーション)
著者等紹介
ルチアーニ,ジョゼフ・J.[ルチアーニ,ジョゼフJ.][Luciani,Joseph J.]
ニュー・ジャージー在住の臨床心理士。自分自身「うつ」と「不安」に取りつかれた青春時代を送り、心の問題を解き明かしたくて心理学を修めた。25年以上にわたる臨床の経験を踏まえて、全米のテレビ・ラジオ等に多数出演。講演もひんぱんに行っている
沢木昇[サワキノボル]
翻訳家
白井由佳[シライユカ]
北海道に生まれ、育つ。短大を出て保険会社のOLとなるが、事務作業があわず職を転々とする。専業主婦となるが、家事が不得意なことから夫の間に溝が生まれ、離婚。「うつ」におちいり、シングルマザーとして札幌で事務員をしているとき、心療内科を訪れ、「ADHD(注意欠陥多動性障害)」と診断される。仲間を求めて「NPO法人大人のADD/ADHDの会」を設立。現在代表を務めている
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感想・レビュー
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イプシロン
1
それまで読んできた鬱病関連の本のなかで一番役だった一冊。内容を実践したことで「どん底」から這い上がるきっかけになった。納得できない、自分には合わないと思える部分はばっさりと捨ててしまって、納得できる部分だけを利用すればかなり役に立つ部分は多いでしょう。押しつけがましくなく、実践的な思考法を教えてもらった一冊です。自分には出来るんだと信じる力をもらった、わたしにとってはありがたい本です。症例として登場する人々が外人だからか、適度な距離をもって見れて、症例とそれへの分析が素直(客観的)に受け取れた印象がある。2010/01/08